育休中は滅多に一人でお出かけをしないのですが、先日は久しぶりに少し遠出をして１人でお買い物に行ってきました。妻ご所望のシュークリームを買い、食材を買い、おやつを買い…としているうちに両手は買い物袋でいっぱいになってしまい、移動が大変でした(帰り道では雨に降られるし。晴れの予報ではなかったのか！？)。
久しぶりにこんなに歩いた気が。気持ちよかったです。
実は昨日は私たち夫婦のプロポーズ記念日というやつで、それは２年前に私がうっかり作ってしまった記念日なのです。
プロポーズ記念日とは
その名の通り、私が妻にプロポーズをした日付なのですが、私たちの場合は既に結婚することに合意をしており、婚約記念品のネックレスも二人でオーダーしに行っていたので、その「ネックレスを渡してケーキを食べて愉しむ」という予定調和的なお芝居というか、そんなことをした日です。
結婚した翌々年から、「記念日」として祝うようになり、妻の特別な日用ごはん（オムライス）とデザートを用意するようになりました。
私としては、覚えやすくて忘れない日にしようと思っていたのと、結婚記念日にしようとしていた日と関連させ、より忘れにくさを強固にしようという意図もあり、その日になりました。
「記念日」になった時の話
プロポーズをしたのは３年前で、結婚して最初に迎えたその翌年のプロポーズ記念日に、私がケーキを買って帰ったんです（その日は平日で仕事だった）。
その意図は「忘れていないよ」アピールであり、妻にケーキを献上したのですが、妻はしっくりこない様子。それどころか「何かあったの？」と訝しげに聞いてきたのです。（後から聞くと謝罪の品として買ってきたのかと思ったと言っていました）
今日が何の日か覚えていないかと問えば、思い至らないと返ってきます。この時、私は本当のことを言うか、「ただ単に美味しそうだったから買ってきただけ」と嘘をつくか逡巡しましたが、本当のことを伝えました。
妻は虚を突かれた表情で「…そうだったっけ？忘れてた！」と驚き、その後、晩御飯がいつも通りであることを非常に申し訳なく思ったようで、ショックを受けておりました。私としては晩御飯はいつも通りで全く問題ないですし、私の方もケーキを買う前にちゃんと言っておけばよかったと申し訳なく思いました。
そして私はこの時、自分が勝手にどうでもいい日を記念日化してしまっていたことに気づいたのです。当時、妻の中では「記念日」ではなく、ただのプロポーズされた日だったのです。（怖いからちゃんとは聞いてないけど）
そうして昨年、今年と妻はこの日のために準備するようになり、二人の共通認識で「記念日」になりました。
記念日ごはん
ということで、一昨年は私が買ってきたケーキだけでしたが、昨年からは妻の特別な日用ごはんであるオムライスと、妻ご所望のデザートを食べてお祝いするようになりました。今年は私が育休ということもあり、お昼は妻ご所望の特製？ランチを作ることにしました。
ご所望は「パスタ！」ということで作ったペペロンチーノ。本当はボロネーゼの方が得意だし、レシピも載せられる（ペペロンチーノは時間との勝負なので写真を撮っている暇がない）のですが、夕食がトマト系なのでトマト不使用のこちらになりました。コツはオリーブオイルをたっぷり使うことです。
なぜオムライスなのか
実は…私はオムライスが嫌いなんですよ、妻が作るもの以外は。玉子焼きが好きではなくて、チキンライス（ケチャップライス）も好きではない。その好きではないもの同士が大量に、かつ嫌というほど淡泊な味で襲い掛かってくるのがオムライスという料理ではないですか。
ゆえに、結婚前に妻の得意料理がオムライスと知り、そしてそれを作りたいという申し出があったときは正直、辟易しました。しかし、申し出があったのが私の脳内がお花畑の時期でしたから、我慢して食べればよいだろうと腹を括って了承したのです。
そして供されたオムライスの味は「これがオムライスなのか！？」と驚愕するほどエポックメイキングな体験であり、妻に涙ながらに感謝したものです。
以来、オムライスは私の誕生日や結婚記念日、クリスマスと記念日の特別なごはんに成りあがったのです。
ケチャップ文字は気にしないでください。
エポックメイキングな出来事があった後、「私の味覚が変わったのかな？」と試しに外食でオムライスを食べたことがあるのですが、やはり駄目でした。（たまたまそこが美味しくなかったわけではないと思うのですが）
まとめ
ということで、昨日は久しぶりに妻のオムライスを食べられて大満足の一日でした。（シュークリームは重かったけど。。）
子どもも心なしかうきうきしていた気がするんですよね。やはり親の感情は伝わるんでしょうか？
皆さんはプロポーズ記念日ってお祝いしているんでしょうか？もしくは私のようにうっかり記念日を作ってしまった経験はございますか？
