【生後11か月】手づかみ食べさせるのを忘れていましたが、あっという間にできるように。

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妻がスマホを見ながら青ざめた顔で「ハッ!」というとき、だいたいは大したことがないのですが、時折凄まじいニュースが知らされるので、私はいつしか構えてしまうようになりました。

 

心不全のニュースとかね。 

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あれは先々月の中頃のこと。私が息子の涎攻撃に苦しんでいたとき、キッチンから妻の「ハッ!」が聞こえてきたのです。私は「何事だ…!?」とこっそり妻の様子を窺っていたところ、妻が「掴み食べをさせてない…」と呟いたのです。

 

 

 

掴み食べ

掴み食べとはその名の通り、手で掴んでものを食べることです。「手づかみ食べ」とも呼びます。自我が芽生えて自分から食べたくなるそぶりを見せたら始めるとよいらしいです。だいたい9か月ごろだとか(当然ながら個人差はあります)。

 

息子の場合、私たちがスプーンで食べさせる離乳食に対し、「ご満悦」の表情を浮かべてもぐもぐ食べていたので、掴み食べをさせることを忘れておりました。

 

妻の「ハッ!」は「自我が芽生えているから掴み食べさせてもよかったのでは!?いや、させるべきだったのだ!」という自責の念が含まれていたようで、物凄く落ち込んでおりました。

 

まずは野菜スティックで

さて、掴み食べをさせるといっても、何を食べさせればいいのか?手間がかからず、落として食べなくてもたいして心理的・経済的ダメージが少ないものを考えた結果、野菜スティックを与えてみることにしました。

 

その時点では人参が一番安かったので、まずはこれを持ちやすいサイズに切って、ストウブでゆっくりじっくり柔らかく煮たものを与えました。

 

結果は…与えたものすべてを床に落としてしまいました。おもちゃは口に運びに行くのにおかしいなぁ…。

 

決して人参が嫌いなわけではないのです。スプーンで運んであげれば食べるし。

 

次はおにぎりで

野菜スティック作戦は失敗に終わったため、息子が好きな軟飯をおにぎり状にして与えてみました。結果は野菜スティック以上に酷いもので、ぎゅっと掴んで握りつぶしては落とし、握りつぶしては落としの連続でした。

 

そして、握りつぶした際に指にくっついたご飯粒が嫌になって、喚き出す始末。手に着いたご飯粒を落とすのも床に落としたご飯粒を片付けるのも大変でした。

 

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手はごはんつぶだらけ、床にもいっぱい落とす…

 

これはコスト的にはかかりませんでしたが、心理的ダメージが大きかったですね…。

 

最終手段

さて、ここまで経済的な理由から、手作りにこだわってきた私たちですが、市販のものは食べやすく工夫されているのではないか?という仮説に辿り着き、市販の子供用お菓子を与えてみることにしました。軟飯おにぎりの心理的ダメージが想像以上に大きかったというのも大きな理由でした。自分で作ったものをめちゃくちゃにされると、そうなると分かっていても凹むものですね…。

 

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亀田製菓 ハイハイン

 

選んだのは亀田製菓のハイハイン。妻も私も大好きなお菓子です。万一息子が食べられなくても、私たちで処分できるので、無駄にはなりません。

 

結果は…

さて、最初の2日ほどは与えたハイハインを放り投げていた息子ですが、3日目には形状が握りやすいらしく、放り投げずに振り回して遊ぶようになりました。

 

そして、両手を器用に使ってハイハインを割れたのも楽しかったようで、素晴らしい使い捨ておもちゃになりました。なるほど、こうやってものの硬さとか、力の入れ方を覚えていくのだなと感動いたしました。さすがハイハイン!子供のお菓子として長年活躍しているだけはある!

 

そんな感動を覚えていると、息子が割った欠片を口に運んだのです。そうだそうだ、こっちが本題だったと「息子に美味しいか」問うてみると、私のことを無視して、今度は反対側に持った欠片も口に運び、無我夢中で食べておりました。

 

掴み食べ、成功でございます(無視されたのはちょっと悲しいけど集中してるのよね)。

 

おわりに

これ以降、野菜スティックやおにぎり(米粒が付くので海苔を乗せて「おにぎらず」として与えるようになりました)を与えてみたら、放り投げずに食べ始めたので驚きました。そして、回数をこなすたびに上手くなっていくのが素晴らしいところ。子どもはぐんぐん伸びていくんですね。

 

最近は食べ方が上手になって、一心不乱に食べる必要がなくなったからか、放り投げて遊ぶこともありますが…まあ、よいでしょう。