こんにちは。暖かい日が続きますね。
昨日、近所に1本だけある桜を見に、家族3人で出かけてきました。外出時間総計10分ぐらいでしたけど、楽しかったです。
今日は1年間の育児休業を決めた日のお話をしたいと思います
当時の仕事状況
妊娠4か月目に差し掛かり、安定期が近づくにつれ、妻のつわりが快方に向かいました。その頃、仕事で新しいプロジェクトを受注できそうな気配があり、私は俄然やる気になっていました。
私の仕事は、IT企業のシステムエンジニア職というもので、職業名で言ってしまうと広すぎて曖昧模糊なのですが、客先に常駐し、金融系業務のデータ分析システムの開発及び運用をするお仕事でした。
仕事の体制
すこし詳しく言っても、さらに曖昧模糊になりましたね(笑)
その仕事を担当しているのは、当初、私一人だったのですが、仕事が進んでいくごとに一人増え、さらにその年の新人を一人増やし、その時点で合計3人での仕事になっていました。
仕事内容も高度化し、人員も増え、私は順調に仕事を進めているつもりだったのですが、会社からすると「進みが遅い」ようで、増員の見込みがないようなら今の仕事からの撤退も含めて今後の方針を検討せよ!というお達しを受けていたという状況でした。
その年に、会社内での階級が一つ上がったので(主任職になった)、自分のキャリアを考えてしっかりチームマネジメントのできる仕事をさせたいという会社側の思惑があったということです。
私が早く出世したい!大きな組織を動かしたい!という大志を抱いていれば大変ありがたいことなのですが。。そういうわけではなく。。ここら辺の仕事観についてはまた別の機会にお話しします。
新しい仕事を受注できそうだった、が・・・
少しお話がそれてしまいましたが、そのお仕事で作っているシステムをベースとした、
新しいシステムを作りたいというお客さんの要望があり、予算も取れそうだということで、3人ぐらい増員が見込めそうな状況でした。
善は急げと私はハイピッチで社内上層部への説明・社内要員調整をし、お客さんに見積もりを提示し、上司を連れてお客さんとのミーティングへ向かいました。
しかし・・・
ちょうど期変わりの時期で、お客さん側の体制が大幅に変わるらしく、今回のシステムを作る予算を調達する会議の予定が未定で、いつ頃から始められるかわからない状況
とのお話をされ、意気消沈。
翌月には設計を始めないと、見積もりスケジュール的に、完成要望時期に間に合わないのですが、それでも予算がいつつくかわからない状況なので、開始することはできません。
ということは、このお話はなかったことになるんだろうなあ。。と、惨憺たる心持で自分のデスクに戻りました。
育休宣言
デスクに戻ったのち、後輩1人とミーティングの結果を共有しました。
妻の妊娠安定期に入るまでは社内外の人に子供を授かった旨を告げていなかったのですが、妻のつわりの状況が酷かったので、やむを得ず仕事を彼に託し、途中で切り上げるもあったので、彼にだけは子供を授かったことを告げていました。
状況を説明したのち、 なんとなく、自棄になっていたのもあり「こんな状況だから、一年ぐらい育児休業してもいいかな?」と、口にしていました。
夏季休暇の間に調べて長期で取る選択肢もあるのかな?とは思っていましたが、一年とは自分でも思いもしなかった期間が出たので、自分でも驚きました。相当ショックだったんでしょうね。
後輩の反応
すると彼は「一年も取れるんですか!?お金とか大丈夫なんですか?ってか、この仕事どうするんですか?」と、まあ当然の反応をしてきました。
育児休業給付金があること、不妊治療を見越していたので蓄えは十分なこと、仕事は…あと半年ぐらいあるし、君に頑張って引き継いでもらえばなんとかなるんじゃないか(笑)ということを話しました。
この後の彼との会話はあと半年あるし大丈夫かな、まあそういう制度ならとっちゃえばいいじゃないですか。というテンプレート的な会話が続くので割愛しますが、自分の中で、一年育児休業とるぞ!という決意が固まったのはこの時でした。
決めてしまえば、あとは前進あるのみです。まずは妻の安定期に入るのを待ち、上司に告げることにし、そのための準備に取り掛かりました。(つづく)
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