調味料を入れなくても、β-グルカン豊富なもち麦入り大正金時豆ごはんが美味しく炊けたお話。

 

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我が家では、ご飯を炊く際にもち麦を入れて炊くのですが、

今回は、大正金時豆を入れて炊いてみました。

自然な豆の甘みがあって美味しかったです。

 

元々は妻が甘煮を作りたいと言っていたので、買ったのですが、

900gも買ったので(笑)ほかに何か作れるものはないかと思って、

ご飯に入れてみることにしました。

豆はたんぱく質豊富な低GI食品ですから、健康にもいいと思って。

 

 

作り方

それでは、作り方をご説明していきます。

 

材料

材料は以下の通り

  • 白米(3合)
  • もち麦(1合)
  • 大正金時豆(1合)
  • 水(4合炊き分。ちょっと固めが好きなので。)

 

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今回使用したもち麦と大正金時豆
豆・もち麦を水に浸す

大正金時豆を軽くすすいだ後、水に浸して12時間ほど放置します。

もち麦は1時間程度放置です。

予定時間放置し終わったら、水を切って軽くすすいでおきます。

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(左)水に浸した直後 (右)12時間経過

 

 

お米はいつも通り。あとは全て混ぜて炊飯器に任せる

白米はいつも通りに研ぎます。白米と豆ともち麦、水を炊飯釜に投入し、

白米を炊くのと同じモード・時間で炊飯器で炊きます。

※我が家は2013年に購入した三菱電機のIH炊飯器、炭炊釜(NJ-VV103)を使っています。

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事前準備完了。これを白米と合わせて炊くだけです。
炊きあがるのを待つ

これだけです。あとは炊きあがるのを待って、食べるだけ。

豆とお米がほんのりと桜色を帯びて、春っぽさを感じます。

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(左)炊きあがり (右)いただきます!

もち麦とは

炊いたついでにもち麦についてもご説明します。

もち麦は大麦の種類の一つです。その名の通り、もちもちした触感が特徴です。

このもち麦βグルカンという水溶性の食物繊維を多く含んでいます。

 

βグルカンの3つの働き

βグルカンは胃の中でゼリー状になり、他の内容物を包んでくれるそうです。

それにより、以下の3つの働きが期待できるそう。

白米はGI値が高い為、単体で食べると多くの糖質を吸収してしまいますが、

もち麦と一緒に食べれば糖質の吸収を抑えられるため、

血糖値が上がりにくく、ダイエットに効果的という触れ込みで話題になっているようです。

 

GI値

食事の指標としてはカロリーが有名ですが、最近ではGI値にも気を配った方がよいと言われています。

GI値はGlysemic Indexの略です。糖質の吸収度合いを表します。

 食品のGI値が高ければ高いほど、糖質が吸収されやすいということになります。 

糖質が吸収されやすいということは、摂取後すぐにエネルギーになるということなのですが、

できたエネルギーがすぐに使われないと、脂肪として体内に貯蔵されてしまいます。

 

身体をよく動かすお仕事や、スポーツをする前であれば、大量のエネルギーを必要とするため、

すぐにエネルギーになるGI値が高い食品を多く食べた方がいいと思いますが、

デスクワークなど、身体をあまり動かさない場合は、そこまでエネルギーが必要ではないため、

徐々にエネルギーが生成される、GI値が低い食品を積極的に食事に取り入れたほうがいいと思います。

 

エネルギーの過剰生成は急激な血糖値の上昇・下降を招き、血管と内蔵にダメージを与える、

所謂「血糖値スパイク」を引き起こすことになるため、

食事の際にはGI値にも意識を向けるようにしたほうがいいです。

 

私は食後に異常に眠くなる原因を調べていた時にGI値の存在を知り、

GI値の高い食品の摂取を控えるようにしたことで、克服しました。

血糖値の急激な上昇・下降は眠気にも関係しているんですよね。

 

よく食べる食品のGI値

では、日常生活でよく摂取するものにフォーカスしてGI値を見ていきたいと思います。

食品 GI値
精白米  88
食パン  95
もち麦(大麦)  65
肉全般(牛・豚・鶏)  40~45 
魚介類  40前後
乳製品(牛乳・チーズ・バターなど)  25~40
豆類(エンドウ豆・枝豆・納豆など)  30~35
葉野菜(ほうれん草、小松菜など)  20前後
根野菜(じゃがいも、人参など)  80~90
さつまいも  55

※いろいろなサイトを見たのですが、ばらつきがあるのでざっくりとした値になっています

 

主食である「白米」のGI値は88。朝の定番「食パン」は95と、非常に高い値です。

このGI値炭水化物が高い傾向にあります。甘いと高いのか?とも思ったのですが、

「さつまいも」は55で「じゃがいも」は90なので一概にそうとは言えないようです。

 

「肉だけ食べて米を食べなければ痩せる」という肉だけダイエットや、

糖質制限ダイエット・炭水化物抜きダイエットは、このGI値に着目したものだったんですよね。

いわば低GI値ダイエット。分かりにくいからGI値の名は出さず、別の呼び名になるのでしょうか。 

 

まとめ

「変な混ぜご飯にするより、白米だけのご飯でいいじゃないか。」

とお思いの方、私も昔はそう思ってました。

ですが、白米のみで食べるより、一口一口よく噛むようになりますし、味の豊かさも増します。

そして健康にもいいとなれば、試さない手はないと思ったんです。

 

混ぜご飯にするときに、調味料を使わないのは、素材の味を楽しみたいというのもありますが、

余計な塩分を摂りたくないのと、塩分を入れるとご飯がすすむので、それを控えるという狙いもあります。

 

最近、体の調子がすぐれない、5月病かな?と思っている方、

もしかしたら、食事を見直すと調子がよくなるかもしれませんよ?

ぜひ、ご飯から改善してみてください!