毎度毎度アイキャッチ画像はPowerPointで作っています。納得がいくこともあれば、全く納得がいかないけれど時間かけても仕方がないので割り切って世に出します。(10分以上かけないようにしています。)
最近は自分的に楽なテンプレができたので、そのシリーズが続いてしまっていますが、新たなパターンも作りたいとは思っています。基本的には自己満足なのですが。
私はデザインの仕事には関わることはないのですが、仕事でプレゼン資料を作ることや、指導することがあり、その際に書籍を読んで、分かりやすいデザインや資料を用いた伝え方の勉強をしました。
私の会社にはこういった作業を得意とする人は少ないので、育休明けで仕事に対するブランクはあっても、こういった部分を育休前より上達させて、そこを強みにできたらいいなと思っているんです。
ゆえに、「この記事だったらどんなプレゼン資料を作るか?」ということを考えつつ、その架空のプレゼン資料の表紙に相応しいと思ったものをアイキャッチ画像として作成しています。
基本コンセプト
基本的には「たのしいインフォグラフィック入門/櫻田潤 著」で学んだ知識を使っています。会社でなぜかポスターセッションをすることになり、ポスターを作るときに参考にした書籍です。値は張りましたが、得るものは多く、私のデザインの礎になった書籍です。(ポスターセッションで高い評価をいただき、賞をもらったので、賞品でペイできました)
インフォグラフィックとは
インフォグラフィックとは視覚的に情報を伝えるもので、交通標識や工事現場(危険だから近寄らないようにというやつ)で利用されているのをよく見ます。上手なインフォグラフは文字で説明するよりも、読みやすいし、直感的に理解もしやすいです。
インフォグラフィックはピクトグラムやアイコンから構成されています。ピクトグラムはトイレの性別マークとか、非常口のマークとか、それ一つで何か窺い知れる絵のことです。トイレの前に男性マークがあれば、そのトイレは男性用トイレと連想しやすいですよね。
私がベースとして使っているのはPowerPointの「挿入」タブ > アイコンに存在するピクトグラムです。これを組み合わせてインフォグラフィックもどきを作ります。
上部のリボンから 挿入タブを選択するとアイコンへのリンクが出てきます。
すると「アイコンの挿入」ウインドウが開かれるので好きなものをチェック(複数選択可)して使用します
どうしても作れないときは、Noun Projectという素材配布サイトからダウンロードして利用しています。(クレジット表記がついているアイコンがそれにあたります。無料版はクレジット表記が必要なので。)
Noun Project - Icons for Everything
フォント
インフォグラフィックの本で「重要な要素」として語られていたのは、「フォント」の存在です。フォントは時代感を表すといわれる通り、90年代に主流だった明朝やゴシックなどを使用すると一気に古臭くなってしまいます。(あえてレトロな雰囲気を出したいときには有効ですが)
ゆえに、時代に逆らわずにベースとなるものは現在のWindows標準フォントである「游ゴシック」を利用し、ちょっと遊びたいときに画像に合いそうなフォントを買ったり、フリーフォントから探したりしてきています。
私がよく使っているのは、「フジヤフォント」です。レトロでふざけた感じになるのと、文字自体が絵のようなものなので、頼ってしまいます。
余談
会社でかつてプレゼン大会みたいなのがありました。1グループあたり5分の持ち時間で、主に若手に自分の業務の説明をさせるというものです。
つまらないプレゼンは使いまわされたPowerPointのスライドを使っていました。代々その仕事の先輩から受け継がれるやつですね。デザイン的にも悪いですが、自分が主体的に作ったものではないので、自分の言葉で説明できない人が多かったです。書いてある文字を棒読みするだけという。。本当に悪い風習だと思います。
このスライドはフォントが古いので一発で分かってしまいます(フォントだけじゃないけど)。新しくスライドを作っていれば、その時標準のフォントがデフォルト設定になっているので、敢えて使わない限りはフォントが古いままにならないんですよね。
なんだか愚痴のようになってしまいました。失礼しました。
伝え方の参考
お話の伝え方は「新エバンジェリスト養成講座/西脇資哲 著」を参考にしています。自分の脳内で完結させるためなので、記事には全然関係ないんですけど(笑)
しっかり伝えたいことがまとまって書けたな、と思うときはすっきりして気持ちがいいです。逆に散漫になってしまうときはモヤモヤしますし、そのような時はこの本で得たものが生かせていないなと感じます。いずれにせよ、アクセスには関係ないのですが。
注意したいこと
この本を読む前に、会社の研修でプレゼンのやり方とかコツみたいなものを学んでいたんです。ですが、この本で言っていることはそれがアップデートされていて、以前は「こうしろ」と言われていたことが、今では「こうしてはいけない」タブーになっていることがあり、新鮮でした。
こういった技術も一度覚えただけで終生使えるものはなく、常にやり方が時代に即しているかを考えて、アップデートしていく必要があるなと思いました。もちろん、変わらないベースというものはありますし、アップデートが常に正しいわけではありませんが、知識として仕入れて実践してみるのは大切なことだと思います。
キャッチコピー
タイトルや、アイキャッチ画像の文言を作る際には「ひと言で気持ちをとらえて、話さない77のテクニック」で読んだことを参考にしながら考えています。77個どころか1個も正確には覚えてないですけどね(笑)
語感の良さを重視して過剰な表現を使ったり、ダブルミーニングにしたり、基本的には自分にしか分からない言葉遊びなのですが、楽しみながら作るといいものができる気がします。
まとめ
以上がアイキャッチ画像を作る際に意識している・参考にしているものでした。基本的には自己満足の世界なのですが、分かりやすいものが速く連想でき、作るスピードも速くなれば確実に復帰後に役に立つと思うんですよね。
途中でだれることもあると思いますが、その際は「サボるな!がんばれ!」と、ご指摘・激励をください(笑)