家族でお出かけするときは、私が子どもを抱っこ紐に抱えていきます。これは、妻の負担を軽減するためと、私の歩くスピードを抑える為というお話を以前しました。
抱っこ紐は素で抱っこするよりも支えがあるので負担は軽減されますし、両手も自由になるため、行動は楽になりますし、見た目もそこまで辛そうに見えないと思います。
しかし、仮にも約10kgという重りを身に着けて歩いているに等しいので、見た目より辛いんですよ、鍛えていて筋力がある男であっても…。
抱っこ紐
我が家で使用しているのは、Ergobabyのベビーキャリア 「OMNI360」。
3万円近くする買い物でしたから、当初は私が難色を示したものの、子どもにも親にも負担が少ない抱っこ紐であることから購入を決意。今ではケチらずに買ってよかったと思っているほど、毎日重宝しています。
咄嗟の行動がとりにくい
抱っこ紐で行動する場合、子どもが重くても直進する場合にはたいした負担にはなりません。ゆえに、鍛えていれば普通の人と変わらぬスピードで歩くこともできます。ちんたら歩く人や歩きスマホなんかして歩いている人もいますしね。
おそらくこのことで「楽そう」なイメージがあるのか、平気で道を占拠して譲らせようとする輩や、押しのけて通って来るような輩がいるのですが、そのようなことに対処する行動がとりにくく、辛いのです。
重い荷物を抱えて持っている時は通常時より重心が前に傾いているので、横への移動がしにくくなると思います。抱っこ紐はまさにその状況なので、直進する分には問題なくても、人を避けるために横に移動したり、身をねじったりするために、負荷がかかるものなのです。その負荷は咄嗟の場合であるほど強力にかかってきます。
子どもを守るのが優先
また、そのような状況であるので避け切れないケースも出てきます。この場合、子どもを守るのが優先なので、子どもを守りつつぶつかっても衝撃が少ない体勢をとることで回避しようとします。
その際に自分からぶつかってきたにもかかわらず、避けろよ!と言わんばかりに嫌な顔や舌打ちををして通り過ぎていく人もいらっしゃいます。以前書いた記事で、止まればいいというアドバイスいただきましたが、止まっても無理に来る人は来るようです…。
ちゃんと、前後確認しながら邪魔にならないように隅によけて歩いているつもりなのですが。
ベビーカーにひかれることも…
親世代ならこの辛さ分かってくれるだろうとは思っていたのですが、ベビーカーの並列歩きの道の譲ってくれなさは異常。しかも子ども、乗ってないこともあるし。こんな人がいるから無害な人まで叩かれるのではないかと…。
この間脇道から歩きスマホして突っ込んできたベビーカーにひかれた挙句、ムッとした表情で睨まれましたが、危ないからやめなさいって…。
観光地では特に…
少し前に平日の速い時間に鎌倉に行ってきましたが、狭い道でも道を占拠してだらだら立ち話をされる観光客の方々が散見されました。
もちろん、気づいて道を譲ってくださる方もいらっしゃいますが、自分のことばかりに気を取られ周りが見えなくなっており、立ち話の邪魔をされて通られたのが甚だ不快なのか、不愉快な目線を送ってくださる方々も多かったです。本当、あんな風にはなりたくないものです…。
おわりに
とまあ、半分愚痴のようなお話をつらつらと書いてしまいましたが、抱っこ紐は見た目以上に行動に制限があるよというお話をしたかったんです。
なので、もし抱っこ紐をしている男性を進行方向上に見かけたら、通常より少しでいいので気を遣って(幅を譲って)すれ違ったり、追い越したりしていただけるだけでも、同胞たちはきっと感謝します。それだけで「この街は素敵だな」と思えるんです。