私は基本的に冗談しか言わないのですが、なかなか人に冗談だと思ってもらえず、苦労することがあります。妻は私の逆で、妻の発言を私が冗談めかして言っているように捉えて聞き流していると、本気の発言だったことが多々あり、何度機嫌を損ねて怒られたか…数えきれないほどです。
ただ最近「冗談スルー器」の異名を持つ生後7か月の息子のおかげで、妻が冗談を言っているのか・いないのかが分かるようになりました。
彼は妻がきわどい発言をしたときに、下唇を突き出し唇をへの字に曲げて泣くことで私にサインを送ってくれるのです。「ママの発言、本気だよ!」と。どおりで私が冗談できわどい発言をしても泣かないわけです。
当初は上記の記事に書いた通り謎だったのですが、昨日も同じ様子で泣いた際に腑に落ちたのです。
これで妻の本気発言を見逃さず、怒られずに済みます。きわどく感じたら、息子に問えばいいのです。「ママは本気か?」と。
冗談
冗談は時には場を和ます強力な武器となりますが、それが伝わらない場合「火種」となって猛威を振るう諸刃の刃と化します。
また、中には冗談が伝わりにくい人というのも一定数存在するため、使用する際には最新の注意を払う必要があります。
冗談から駒
時折、冗談で言っていたことが冗談ではなくなり、具現化することがあります。独身時代、世間話をしていた後輩に「じゃあ、来月京都に行くか!」と冗談で言ったその翌月、後輩と京都駅のホームに降り立っていたり、「誕生日パーティーでもやったら楽しいかな?」と軽いノリで冗談を言ったその年、自ら誕生日パーティーを主催していたりと、冗談は口から出た途端に暴走し、本当になることも多々あるのです。
妻の冗談・本気発言例
冗談はさておき、私が記憶しているきわどい妻の発言を数点あげていきます。スルーするのも仕方ないことが分かるはず
例題1:パパの方が好き
息子は私のアクションに対して大きな笑い声をあげたり、微笑みかけてきたりすることが多いため、度々妻は私に「あなたの方が好きなのね。」と悔しそうに仰います。
私は冗談だと捉えて「そんなことないでしょう。ママの方が好きだよね!」と息子に語りかけていたのですが、息子が寝た後に「私がいなくても大丈夫なんでしょう。彼、あなたのほうが好きみたいだし。」と拗ねていたことから本気だと判明。さらに冗談のように捉えたことも怒られました…。ごめんなさい…。
例題2:化粧品買ってきて欲しい
ドラックストアのお客様感謝デーでポイントを利用し、我が家は大量に日用品・消耗品を仕入れています。
その際に、妻に欲しいものを確認するのですが、時折「○○の化粧品~♪」と仰いました。そう高いものではなかったので買って帰ると、「え!?嘘!冗談だったのに…。ポイント無駄に使わせちゃってごめんね…。」と本気で謝られました。
聞けば自分でポイントを溜めて買うつもりだったとのこと。本当に冗談だったんかい?と思いつつ…。
例題3:明日もカレーが食べたい
私は妻の好物であるカレーを作ることがあるのですが、度々「明日もこれが食べたい。」と仰ることがあります(普段、その日の分しか作らない)。当然誉め言葉の冗談だと流すのですが、翌日「あれ、今日の夕食カレーじゃなかったっけ?」と本気なのか冗談なのか分からない表情で話すことがあります。
これは本気だったことも、冗談だったこともあり、未だに見分けがつかないものの一つであります…。
カレーが2日連続はアリかを問うと「みんな大量に作って2日目のカレーとか食べてるよ!」とか「インドの人は毎日食べてるよ!」とか、これも冗談か本気なのか分からない発言をされるのでした。
おわりに
というわけで、妻の冗談ポイントが私にはさっぱり分からないのですが、息子には分かっている様子で、最近もこんなことがありました。
本日も妻が息子の地雷を踏んでおりました。
— トニー・マッカー・トニー@育休7ヶ月目 (@tonymaccartony) 2018年9月25日
私が抱っこする息子の頬にキスをした後、私の服に顔をゴシゴシ擦りつけた息子に対し、「今、チューしたほっぺ、拭いたでしょう!」と妻が言った刹那、息子の下唇が突き出てへの字になり、泣き叫んだのです。
これはやはり、分かっているのか。
うん、これは本気で妻が言ったから「そんなわけないじゃないかー!びえーん!」と悲しくて泣いたのでしょう。
本日も妻が息子の地雷を踏んでおりました。
— トニー・マッカー・トニー@育休7ヶ月目 (@tonymaccartony) 2018年9月26日
妻がyou tubeでyesの危機をカバーするバンドの女性ボーカルを見て、「この女の人もいいわねえ」と仰った刹那、息子の下唇が突き出てへの字に曲がり、泣き出したのです。
今回はよく分からん。
こちらも本気で仰っていますが、泣くポイントはさっぱりわかりません。「ママの方が断然いいよー!!」という抵抗泣きでしょうか?
私も妻の冗談がしっかり見分けられるよう、息子に教えを請いながら日々精進したいものです。