復職面談をしてきた。1年間の育休からの復帰へ向けて。

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3月から仕事に復帰する予定なので、その前に仕事の状況等を共有するために、上長と復職面談をしてきました。

 

年が明けるまでは仕事のことを考えたくなかったので仕事のことはシャットアウトしてきましたが、育休終了まで1か月半を切ったので、復職をスムーズにしたいと思い、このタイミングになりました。

 

 

復職面談

少しの緊張を抱え、およそ1年ぶりに会う上長と会話をしました。昨年度までは別の部にいたので、私が育休を取得した経緯はあまり知らない上長です。

 

待ち合わせた場所は会社近くのドトールでした。上長は喫煙席で忙しなく煙草をふかしては、不格好にコーヒーを啜っていました。くたびれたスーツと時代遅れのネクタイとシャツを身に着けた姿は、誰かに憧れられることはあるのでしょうか?少なくとも、私は間違っても上長のようにはなりたいとは思いません。

 

開口一番、上長は「君の力が必要だ。復職後は東南アジア拠点の拡大のために尽力してもらうか、四国の新しい拠点のために全力を尽くして欲しい。」と仰いました。私はそれは単身赴任をしろという趣旨かと問えば、「家族を連れて行っても構わない。始まるのは来年度からだから、復職してから1か月の猶予はあるぞ。」と唾を飛ばしながら言い終えると、コーヒーを下品に一口啜り、煙草に火を付けました。

 

その態度は「1年間の育休を取ったのだから、文句は言わせないぞ。」と言う意味を表しているようでした。この上長はサイコパスとして有名で、今年度になって私が彼の下に配属された理由がここで初めて分かった気がします。いや、なんとなく分かっていたことを確信したと言った方が正しいか。

 

「少し、考えさせてくれませんか?」

 

私は上長を睨みながら努めて冷静にこう発言し、次の言葉を継ぎました。

 

「退職するかどうかを」

 

と。

 

お話したこと

「なんてことはまるで、ない。」を結びとして、先ほどの話は終わりです。上長がサイコパスなことは確かですが、煙草は吸いませんし、吸うようでしたら私は禁煙のお店を指定します。

 

私からお話したことは、復職時の希望についてでした。熟考した末、復帰して暫くは時短勤務で働くことを前もってメールで申し出ました。上長からは「会ったときに詳しく教えてください。」と言われたので、色々とその理由を持って行き承認してもらおうと思っていたのですが、特に説得する必要もなくあっさりと了承されました。

 

私にとっては育休の申し出よりハードルが高いものと思っていたので、このあっさり加減に拍子抜けしてしまいました。

 

窓際職ではない

時短で働くということは、単純に考えるとフルで働いていた時よりも成果を出せません。ゆえに、いわゆる「窓際職」といったどっかのプロジェクトのテストや雑用等を任される要員になるのかと思いきや、どうやらそうでもない様子。

 

事前にメールで現在進行中の様々なプロジェクトの話を、概要ベースで連絡してもらっていたのですが、その中でも割と難易度の高いプロジェクトをやってくれないか?との話でした。

 

その他の仕事について問うと「トニーさんがやるには勿体ない気がするんだよね。」とのこと。それについても一応中身を聞いてみると、確かに割と簡単そうなお話でした。私は簡単で楽な仕事大好きですけどね。家も近いし、そこに行く気満々だったんだけど。

 

ある一言

私に任せたいプロジェクトの話を聞いていくと、そのプロジェクトに参加している、かつて一緒に仕事をしていた花見友達の若手社員が「トニーさんに憧れて(他社から転職して)この会社に来たんで。是非、トニーさんと一緒にやりたいです。」と言っていたそうです。

 

私、仕事がむちゃくちゃ嫌いでやる気もないんですけど、モチベーションがかなり上がりましたよ。頑張るかどうかは別として、復職への憂鬱が一気に消し飛んだような気がしました。

 

彼と一緒に仕事をしていた時は、私は仕事の鬼というか…パワハラまがいのことをしていたのですが、それでも評価してくれる人がいたのは嬉しいことですよね。

 

パワハラ時代の記録

young.tonymctony.com

 

懸念事項

唯一の懸念は通勤時間が長いこと。そのプロジェクトは客先に常駐するプロジェクトで、客先まで片道1時間ちょっとかかりそうなのです。試しに在宅勤務やレンタルオフィスなどでの勤務は会社的には導入する方針はあるのか聞いてみると、顧客情報の持ち出しが難しいから、実現は遠い将来なのではとの見解でした。

 

それは残念ですが、出勤時間と退勤時間は柔軟に決めていいそうなので、余裕を持った時間に設定しようと思います。

 

復職面談終了

「いろいろと引き合いはあるんで、これからもよろしくお願いしますね。」と上長が言ったのを結びとして、終始和やかなムードで面談は終了しました。想像していたよりも軽く、そして終了後とても気分が晴れやかになったので、このタイミングで面談しておいてよかったなと思います。不安が払拭されたことで、残りの育休期間を全力で育児できるわけだし。

 

おわりに

ということで、確定ではないですが、時短勤務での復帰にすることができそうです。いつまで時短勤務するかは決めておりませんが、まず時短で働いてみてから考えようと思います。

 

時短で、フルの時よりも生産性が上がったら面白いですよね。今までも十分考えながら仕事をしてきたつもりでしたが、その「考える」視点も変わりそうだし。

 

もちろん、時短勤務をすることによって、フルで働くよりも給料は減るわけですが、この1年、収入が減っても問題ないように工夫してきましたし、すぐにお金に困ることもないですから、家庭を第一に考えて仕事を頑張ろうと思います。