2016年の6月からiDeCo(個人型確定拠出年金)を始めました。前回は開始から1年経った時点で1年間のiDeCoの運用報告をしましたが、毎年1月になると報告書が届くので、これと同じタイミングの方が分かりやすいかなと思い、次回から毎年1月~2月にご報告しようと思います(いつまで続くか分からないけど)。
毎年報告したところで、私が60歳になるまで取り崩せないので、増えていようが減っていようがどうしようもないのですが、iDeCoに興味があって、始めてみたいと思っている方に参考にしていただけたら幸いです。
2年目のiDeCo
1月に2018年のiDeCoの運用状況の報告書が届きました。
2年目も1年目と変わらず、毎月の掛金は掛けられる最大金額の23000円にしました。私は3月から1年間の育児休業を取得したので、節税効果を第一に考えるのであれば、掛金を減額してもよかったのですが、掛金を変えるのが面倒だったこともあり、変えませんでした(節税額の計算ミスもあった…)。
また、購入商品も1年目とは変更しておりません。コロコロ変えたところですぐに効果が出るものでもないでしょうし、悪くなった時に「変えたから…」と後悔するのが嫌だったからです(その逆の「変えなかったから…」と後悔することはしないようにしている)。なお、商品はすべて投資信託を購入しています。
資産状況
2018年12月31日基準日時点での評価損益は以下の通りです。
評価損益は-44,457円。手数料は5,989円と結構かかるんですよね。
46万拠出して、手数料と評価損益を足した分の-5万円を差し引いて、およそ41万円。1年目の節税額(4万5千円)を差し引いて少しマイナスといったところですね。
1年目の節税額のお話
これが、短期運用商品だったら物凄いダメージですけど、iDeCoは30年積み立てていくので、暫く経たないとこれが良かったのか悪かったのかは判断つかないんです。現時点でマイナスだからと言って、すぐに解約してお金を貰うこともできませんから。
webから見てみる
なお、webから見た最新(2019年2月4日現在)の資産状況は以下のとおりになります。
評価損益は-15,249円。
評価損益がおよそ-4.4万円から-1.5万円になり、12月末時点よりおよそ2.9万円プラスになっています。わずか1か月ちょいでこれだけ回復していますから、マイナスの額に一喜一憂していても仕方ないなと思うわけです。何度も申し上げる通り、今すぐこのお金が手に入るわけではないですから。
資産の推移
続いて、資産の推移を見ていきます。下の図はwebから見た2017年6月から2019年1月までのiDeCoの試算推移です。
図中の黒いラインが運用金額で、青と赤と水色の重なりが資産評価額になります(商品ごとに色が分かれている)。iDeCoを始めた1年目は順調に伸びて行きましたが、2年目に入ってから急にデコボコし始めたことが分かりますね。
昨年後半から世界経済の見通しが悪くなり、ダウ平均や日経平均等、各国の株式指標が乱高下しておりました。私がiDeCoで購入している投資信託はインデックス型の商品なので、こういった株式指標の影響を受けてしまいます。
とはいえ、世界経済を憂いたところで、私には毎月一定額を拠出し、30年後に想いを馳せることしかできません。こういった変動のショックを抑えられるのが長期定時拠出のメリットでもありますからね。
おわりに
以上、2年目はマイナスとなったiDeCoの運用状況ですが、プラスであろうがマイナスであろうが、どっちでもいいと思えるのがiDeCoのいいところなのかもしれないと最近思うようになりました。残り数年だったらプラスになってくれたほうが嬉しいけど、まだ30年近くありますからね…。
自分の意思で売買タイミングを調整できる投資方法の場合、大きな暴騰や暴落があった場合に心が揺らぎ、無駄なことだと分かっているのに、それについていろいろと調べてしまうことがあります。投資を始めた頃は、嘘か誠か分からぬ「噂」レベルのものまで調べてしまい、時間だけを浪費し途方に暮れたこともありました。
対してiDeCoの場合はできることが限られていますから、黙って毎月資金を拠出するしかないわけです。細かく状況をチェックしても仕方がないので、iDeCoに関する証券会社のwebページを見たのは、以前iDeCoに関する記事を書いた時以来でした。
1年目の頃はiDeCoを始められたことが嬉しくて証券会社のwebページをちょこちょこ確認していましたが、無意味なことに気づいてから見なくなりました。
将来のための年金を積み立てることができ、目先の節税できるiDeCo。まだ2年目ですが、 始めて良かったと思っています。