先日、いつも利用しているドラッグストアで、キャッシュレス決済のPayPayが利用できるようになっていることに気づきました。いつもはiDかSuicaで決済しているのですが、20%還元のキャンペーンをやっていることもあり、PayPayで決済したのです。
すると、全額が返ってきました。この時支払った金額はPayPay登録時に貰った500円を使ったものですから、実質無料での支払いだったのに、さらに無料で使える金額が増えたことになります(ポイントバック日は翌月ですが)。
牛乳と納豆を買っただけなので少額ですが。
いつもの買い物をして、決済方法を変えただけで無料になってしまった(もしくは20%ポイントバックしてくれる)って、凄いことじゃないですか。
PayPayの第2弾キャンペーン
私はPayPayの回しものでも、普及させるとインセンティブを貰える人でもないので、PayPayの使い方や、今回のキャンペーンについての詳細について詳しく説明するつもりはございません。
ただ、今回のキャンペーンについては「前回よりしょぼくなった」とか、「使う意欲が減った」みたいな声があったので、私も何も調べずに勝手に「しょぼい」と思っていたのですが、利用してみて実はそうではないと思ったのです。なんにせよ、還元してくれるものがあるのは凄いと思ってしまいました。
使えるお店が増えた
第1弾キャンペーン時よりも使えるお店がかなり増えています。第1弾のキャンペーンの時は使えるお店が少なかったのですが、2019年2月現在では私の生活圏にあるドラッグストアや洋菓子店などでも導入されています。
第1弾キャンペーンでは高額であればあるほど還元額が高くなるので(第2弾キャンペーンでは1回の還元上限額が1000円に下がった)、家電量販店でPayPayを使う人が多かったようです。ゆえに、家電量販店での購入を想定している人にとっては、今回のキャンペーンでは益が少なく、「しょぼい」と思われても仕方が無いのでしょう。
ですが、ドラッグストアなどでは5000円以上の買い物をする機会は少ないですから、この還元上限額でも問題ないですし、なにより普段と同じ買い物で20%還元してくれるというのが凄いのです。
還元額の上限が1000円だから、前回みたいにすぐに100億使い果たして終了なんてことにもならないし。
第1弾キャンペーンで思ったこと
PayPayの第1弾キャンペーンでは、高額商品を求めて家電量販店のレジには長蛇の列ができていたというニュースを見ました。買おうとしたタイミングで買った人や、値下げしないものに対して購入した人は「渡りに船」の出来事だったと思うのですが、実は無駄な出費をした人も多いと思うんですよね。「何人かに一人は全額キャッシュバック」というギャンブルのようなものに乗せられて。
ネットショップの方が2割以上安い商品はたくさんあるし、時期をずらせば一気に安くなるものもありますから、もしかしたら高い買い物になってしまった人もいるのではないかと思います。
そもそも20%値引きされるわけではなく、購入額の20%分の残高が返ってくるという性質のものだから、全額を支払っているのには変わりはないですから。
返ってきた分の残高を「タダで貰ったものだから」と捉えて、無駄な買い物をしてしまう人もそれなりにいたのではないでしょうか?そういった消費行動は、導入する側にとっては万々歳だったわけですけど。
普段使いできる強さ
お祭りに乗っかって思うツボにハマった人もハマらなかった人もいるでしょう。私は欲しいものが無かったので、無駄に欲しいものを探す必要は無いと思って第1弾キャンペーンの時はPayPayを使いませんでした。欲しいものがあったら、思うツボにはまっていたかもしれませんが。
第2弾キャンペーンでは欲しいものを新たに考える必要がなく、「普段使いできること」が何よりも大きな強みだと思います。普段買い物するお店で導入されている、あらゆる決済手段の中で、圧倒的におトクな決済手段として提示されているわけですから。
現金なら0%、電子マネーやクレジットカードなら1~3%程度、PayPayなら20%…。こうして並べてみたら、この第2弾キャンペーン中はPayPayを使うしかないでしょう。
そう簡単に判断できるところが第2弾キャンペーンの凄さだと思っています。
キャッシュレス決済について
私は現金しか使えないお店以外では、現金を使うことがありません。クレジットカードや電子マネーを使っています。理由は単純でその方がお得で楽だからです。
レジでの会計時間も少なく済みますし(なにより小銭の授受で時間を取られるのが億劫んなのです)、使ったログも残りますし、ポイントも溜まります。
しかしながら、私の生活圏では圧倒的に現金決済の方が多いです。PayPay20%還元とか、LINE Pay20%還元とかでっかいポスターで利用可能なことを「これでもか」と宣伝していても、PayPayやLINE Payを使っている人は殆どいません。
私としては、人が得しようが損しようが関係なく、今回の原資が限られているキャンペーンであれば、使ってくれない方が嬉しいという気持ちがあるのが正直なところですが、レジで現金のやり取りを「うだうだ」やって待たされるのは「なんだかなあ」と思ってしまいます。
荷物が多い人こそ
もちろん、現金でもスマートに素早く決済される方もいらっしゃいます。ですが、レジで金額表示をされてから、バッグの中から財布を取り出し小銭を見て、紙幣を出して…みたいなことをしている人を見る機会の方が多いです。
その中にはベビーカーにたくさん荷物を載せて、荷物をいっぱい持って、買い物をしている方もいらっしゃいます。そういうときこそ、キャッシュレスで「楽」をしてもいいんじゃないかな?と思ってしまいます。それだけ頑張ってるんだから、こんなところで苦行を敷いていても仕方ないのではないかと。
私も抱っこ紐に息子を抱えて、両手にビニール袋を持って買い物することがありますが、そんな時に現金の授受をしていたら辛くて仕方がないです。そんな時にキャッシュレス決済の「楽」さが身に沁みます。
ATMに並ぶのも…
ここからは少し話が逸れますが、ついでに言いたいことを言っておきます。蛇足中の蛇足なので、読み飛ばしてください。
先日、住んでいるところより栄えている場所に出かけたのですが、どこもかしこもATMには人が並んでいたような気がします。たまたま混雑する時間帯だったのかもしれませんけれども。
現金を殆ど使わない生活をしていると、あまりATMに並ぶ機会がないです。振込もインターネットバンキングで済ませてしまいます。たまに現金が必要になってATMに並んでいると、この時間って本当に無意味だなあという気持ちになってしまいます。
時は金なり。あの時間こそ生活の中で削減すべき時間なのではないでしょうか?
券売機に並ぶのも…
SuicaやPASMOにチャージするために券売機の前で並んでいる人も良く見かけますが、あれもオートチャージにしておけばいいのでは?と思ってしまいます。また、クレジット決済にすればポイントが貯まるのに、わざわざ現金でSuicaにチャージしている人もいて、「あれはなんなのだろう?」と思ってしまうこともあります。
もちろん人には人の理由があるので、無意味に見えることが意味があるのかもしれませんが、なにも考えずに無意味なことをしている人も多いのではないかと思ってしまいます。
おわりに
最後は全然関係ない愚痴のようになってしまい、失礼いたしました。とにかく、PayPayの第2弾キャンペーンは凄いと思ったのです。
「よくわからない」でキャッシュレス決済を使わないのは損だと思います。そもそも「よくわからない」で現金を使っているわけですし、「よくわからない」を「少しわかった」にするだけでもいい勉強になるし、世界が広がると思うんです。
現状を変えずに文句ばかり言うよりも、少しでいいから動くなり、勉強するなりして「変えていく」方向にシフトした方が精神衛生上にもいいと思うんだけどなあ…。知らない物事を恐れるより、無知を恐れて立ち向かった方がいいのに(とレジ待ちの間に良く思うんです)。
そんなことを思った、育休最終日。