先日、久しぶりの暇をいただき、都内に散髪に出かけてまいりました。街のクリスマスムードを堪能し、英気を養わせていただきまして、妻には大変感謝しております。
さて、大量のお土産を抱えて帰宅し、待ち構えていた息子を抱っこすると、頭から嗅ぎなれない臭いがしたのです。都内に行ったことで私の鼻孔のフィルターがおかしくなったのかと思いましたが、どうやらそうではないようで…。
乳幼児の頭皮臭
息子の頭から異臭がしたことで思い出したことがあります。一時期、すっごく頭がおじさん臭かったなと。自分がすでに「おじさん」と呼ばれる年になっているのにもかかわらず、それを棚に上げてなんてことを言っているんだとも思いますが、そう形容するしかない臭いがしていたのです。
いつから始まり、いつ消えたのか、少し記憶を辿ってみましょう。
生後0か月~1か月
この頃は赤ちゃんの匂いでした。ミルクの匂いというやつですね。嗅ぐだけでいとしさを感じ、抱きしめたくなる。そんな匂いがしていました。
自分の子ども意外だったら、もしかしたら嫌いになってしまう部類の匂いですけど、不思議なものですよね。
生後2か月~3か月
そして夏の足音が聞こえてきた頃、頭皮から「おじさん臭」がしだしたのです。入浴して洗ってその臭いが消えても、数分後にはこの匂いが表出してしまうという恐ろしい時期でした。フケみたいなものも大量にできていた記憶があります。
頭の臭いを嗅いでは「あー、おじさん臭い、でも好き」と妻と言い合っていた気がします。自分の子どもだからできる行為ですよね。ほんと。
対策
原因は「赤ちゃんは皮脂が多いから雑菌が繁殖しやすい」というもののようですが、それで洗いすぎて皮膚のバリアが壊れるのも嫌だったので(フケもできているし)、しっかり保湿することを心掛けていました。
具体的には、ベビーオイルとセタフィルローションを「これでもか!」というぐらい頭全体に塗っていました。
ベビーオイルもピンキリで手頃な価格のものから少量で驚くほど高いものがあり、大分迷いましたが、高いものでも効かないことがあるし、まずは試してみることが大事だろういうことで熊野油脂の物を購入しましたが、問題ございませんでした。
セタフィルは私が体調を崩して脂漏性皮膚炎になった頃からの付き合いですが、変にしみることもないし、乾燥してるときも使えるしで重宝しています。容量の割に安いですし。
生後4か月~生後9か月
「おじさん臭」はいつのまにか消えており、無臭というか、ほんのりミルクの匂いがする仕上がりになりました。気づいたら気にならなくなってたんですよね。また、離乳食が始まってからはミルクの匂いも薄まってきた気がしています。
対策の効果が出たのか、たまたまそういう時期だったのか。フケもでなくなりました。以降、頭の臭いに思い悩む日が先日まで訪れなかったので、「おじさん臭」のことなどすっかり忘れていたのですが…。
生後10か月?
そして先日、冒頭の抱っこシーンに話は戻ります。なんだか甘ったるい匂いがするんです。私のあまり好きではないおやつ系の臭いが。
あれか、離乳食でカボチャの量を増やしたから甘ったるい臭いが出てきているのか?
しっかりシャンプーできていなかったのか?
髪の毛をしっかり乾かしていなかったのか?
などなど、一瞬間の内に様々な考えが頭に浮かんできましたが、視界の端で妻が気まずそうな顔をしていることに気づきました。
なめらかプリンパフェ
妻の方を見やり、努めて優しい視線を送ると、妻は苦笑いしながら事の顛末を告白してくださいました。
「実は、お散歩中にお腹すいちゃって、ミニストップで『なめらかプリンパフェ』を買って食べたんだけど、それをこの子の頭にこぼしちゃって…」
私に内緒にしておこうとしたらしいのですが(ダイエット中と御自ら宣言しているので)、息子の匂いを執拗に嗅いでいる私の姿を見て、隠しきれないと判断したそうです。
こぼした後、息子の頭をおしりふきでしっかりと拭いたらしいのですが、かなりのプリン臭が残っておりました。恐ろしいな!なめらかプリンパフェ!
おわりに
以上、息子の頭の臭いの変遷を振り返ってみました。お風呂で頭を洗うときれいさっぱり「プリン臭」はなくなり、いつもの状態に戻りました。
「あー、大丈夫だね!あー、大丈夫だね!」と執拗に息子の頭のにおいを嗅いでいたら、「あーもうやめてよ!」と言わんばかりに手で押しのけられたのはまた別の話ではございますが…。
ちなみに、プリンパフェのプリンより自分が作ったものの方が美味しかったそうです。300円損したと仰っておりました(笑)おいおい…。