育休中、後輩の結婚式に行った後に体調を崩した時を除いて、私を長年苦しめてきた定期的にできる口内炎ができませんでした。そもそも口内炎の原因は『よく分からない』とされており、「乱れた食生活(栄養不足)」「ストレス」「睡眠不足」など様々な要因が組み合わさってできてしまう疾患のようなのです。
人によってできやすい人と全くできない人がいるので、その人の体質にも起因しているようですし、ある人が治るという行為で逆に悪化したり、ある人には完璧に効く予防法が別の人には全く効かなかったりします。
ゆえに、自分なりの対処法・予防法を見つけねばならないと常々思っていたところ、ようやく見つけた予防法は「育休を取ること」だったようです。ん?というと、また口内炎で悩まされないといけないの!?
口内炎
私がよくなっていた口内炎は「アフタ性口内炎」というものでした。炎症のようなものができ、患部が白くなって痛くなるというものです。悪化するとなかなか治らず(そしてだいたいが悪化する)、完治までだいたい1~2週間程度かかっていました。
酷い時には治りかけに別にもう一個できることがあったり、複数同時にできることもあって本当に辛かったです。
昔から苦しんでいました。
そういった口内炎の症状に、月に1度程度かかるってなかなか酷いですよね。さすがに辛いので、さまざまな予防・対処方法を試してきましたが、どれもたいした効果は無かったのです。
これまで試してきたこと
口内炎の予防にいいというものをこれまでいくつか試してきました。それを一通り挙げていきたいと思います。
口腔内を綺麗に保つ
口腔内の不衛生が原因で口内炎になることがあると聞いたので、一日3回の歯磨きを欠かさないようにしました。合間合間で感触をせずにお茶(殺菌作用があると言われる)を飲んでみるなどしてみましたが、結局口内炎ができました。
ただ、不衛生にしていた方が発生頻度は高かった気がします。仕事に追われて無駄に間食が多かったり、仕事が暇でやることがなくて間食が多かったりした日の夕方に口内炎ができてくることもあったし。
牛乳を飲む
牛乳を飲むと口内炎ができにくくなる、治りやすくなるという情報を手に入れて実践していました。毎朝コーンフレークと一緒に摂取していたのです。
始めた当初は確かに口内炎ができにくくなった気がしました。しかし、暫くすると以前と同じようにできるようになり、コーンフレークが悪いのかな?と思って単体で摂取するようになっても、変わらず口内炎ができてしまいました。
ビタミンBを接種する
もう薬に頼るしかない!と思い、口内炎の治療薬(チョコラBBなど)や、ビタミンBを接種するようにしてみました。当初こそ治りは早かったのですが、だんだんと治るまでの期間が長くなり、即効性が感じられなくなりました。
ビタミンBのサプリは脂漏性湿疹で怖い思いをしたので飲み続けていますが、口内炎にはあまり関係がなかったです。
ステロイド剤を使用する
一番即効性があるのがステロイド剤だと思います。ただし対症療法なので、しばらくすると口内炎になってしまうことはかわりません。ステロイドの継続利用に心配な面があるので、一度に3つ4つできるような酷いときでない限りは使わないようにしています。
育休中はなぜかからなかった?
冒頭でお話した通り、育休中は後輩の結婚式で食べなれないものを食べた時以外、口内炎にかかることはありませんでした。育休中に口内炎に罹るリスクを下げる要因になったことをいくつかあげていきたいと思います。
出来合いの物を食べなくなった
育休前のランチは、職場に配達される仕出し弁当を食べていました。外食は高くて味つけも好きではないし、手作りお弁当のよくあるおかずも嫌いだし、そもそも作るのが面倒だし…と効率を考えていったところ、安くて毎食弁当に魚が入っている仕出し弁当を選ぶことになったのです。
ただ、そのお弁当の中には嫌いな揚げ物やマヨネーズ系のサラダも入っていました。残すのも悪いなと思ってある程度は食べていたんです。変な油があまり体に合わない体質であることがわかり、基本は避けたいところだったのですが。
それに対して育休中は、外食を極力控え、油も合うものだけを使って調理しました。調味料も醤油・塩・味噌などの基本的なもの以外は使わず、元の食材の良さを最大限引き出すような調理方法を追求して料理を作っていきました。
自分で言うのもなんですが、この1年間でかなり料理は上手くなったのではないかと思います。もともとそこそこ料理は作れたのですが「まだまだこんなもんじゃない」という思いを感じることが多かったのです。しかし、育休中は自分の納得のいくものを納得のいく形で作れたことが何度かありました。
『自分で作ると美味しい』というラインを超えてから暫く停滞していましたが、この一年間料理を作り続けることで、また一つ壁を越えたような気がしています。
通勤電車に乗らなくなった
育休中は当然ながら通勤電車に乗ることがありませんでした。通勤電車は誰もが強いストレスを感じる場所ですが、私は神経質なので人一倍ストレスを感じていたのかもしれません。
ストレスが口内炎の原因になることもあるようなので、また乗るようになったら口内炎ができてしまうのかもしれません。
仕事をしなかった
私は仕事をしない育休を選んだので(人によっては月に数日働く育休を取る方もいる)、仕事をしたり、仕事のことを考えたりすることがありませんでした。
そもそも長期の育休にしたのは、『短期の育休だと休んでいても仕事のことを考えてしまうだろうから』というのも理由の一つでした。そのぐらい仕事に囚われていた気がします。
私は仕事が人一倍嫌いなので、仕事をすること自体がストレスでした。仕事のことを頭から取りされたことで仕事に関するストレスを感じることがなく、結果として口内炎ができなかったのかもしれません。
育休中の口内炎リスク
育休中の口内炎に罹るリスクを下げる行動を挙げてきましたが、育休中は逆に口内炎に罹るリスクが上がってしまうような行動もしていました。しかし、結果的にはこれらの高リスク行動でも口内炎に罹ることはありませんでした。
それらの行動についても挙げていきたいと思います。
睡眠不足
子どもの夜泣きにより連続した睡眠が取れず、睡眠の質も下がりました。睡眠不足は口内炎に罹るリスクを上げてしまいます。
ストレス
子どもは掴み食べをしてあちこち汚したり、訳も分からず泣き喚いたりします。我が子だからこそかわいいと思える部分はあれど、確実に心が消耗する場面は何度となく訪れました。それらのことから、かなりのストレスを受けることは度々あったはずです。
口の中を怪我する
子どもが動き回れるようになると、振り回した腕が口に当たったり、ジャンピングヘッドバッドをしてくることもありました。分かっていれば当たらずに抱え込むことができるのですが、不意を打たれるとクリーンヒットになり口の中を切ることが何度かありました。
総合すると
口内炎に罹るリスクが高いと言われている行動はいくつかありますが、そのうち育休中に取った行動では口内炎に罹りませんでした。
そもそも『育休中』という条件付きで口内炎にならなかったのであれば元も子もありませんが、これらの事例をヒントにして、育休後に口内炎にならないような行動をとれるのではないかと思っています。
そして私がポイントだと思っているのは『食』です。おそらく仕出し弁当の中に入っていた、なにかしら合わないものを無理に食べていたのが原因なのではないかと思っています。それが何なのかを特定できればいいのですが、単一とは限らないですし、何かと混ざっている可能性だってあります。
ゆえに、育休復帰後は無理のない範囲で昼食を自分で用意することにしました。その昼食についてのお話はまた次の機会でお話しようと思います。それでも結局口内炎になったとしたら、仕事のストレスは育児のストレスとはまた質が違うという結論になるのかもしれません。