1歳6か月健診に行ってきました。今までの健診の中で一番楽しかった。

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先々月、息子が1歳6か月になったので、家族3人で役所の1歳6か月児健康診査(1歳6か月健診)に行ってきました。私が住んでいる自治体では、生後4か月と1歳6か月と3歳の健診は役所の施設で実施されます(集合健診)。

 

相変わらず人見知りは治らないので、どうせずっと泣いているのだろうなと思いつつ、既にその状態に慣れきってしまっているので、あまり不安はありませんでした。

 

 

1歳6か月健診

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私が住んでいる自治体の健診内容は以下のとおりでした。

  1. 講話(食事・歯磨きについて)
  2. 問診
  3. 身体測定
  4. 診察(小児科)
  5. 診察(歯科)
  6. 母子手帳返却、連絡事項伝達

事前の問診票もこれまでの健診と違って、知能の発達の度合いを計るような項目があったのが印象的でした。「できない」の項目に〇がつきましたし、妻はそれに関して「責められる」的なSNSの怖い話を見たようで、少し不安になっていたようでした。

 

私はと言えば…妻を宥めつつ、「ずっと泣いてるだろうから、そんなに不安にならなくてもいいんだろうな」という心持でした。泣いてたら普段通りにどれもできないし、やろうとしないしね…。

 

健診時間

健診の案内によると、健診は全体で2時間程度かかるとのことでした。また、受付は13時~13時半の間とのことでしたが、『12時から整理券が配布される』とも書かれておりました(整理券順に健診する仕組み)。

 

実質的には12時から受付で、健診の開始が13時半ということなのでしょう。なんで待てない子どもを待たせるのか、少々謎なシステムでした。

 

健診当日

息子は毎日11時から1時ぐらいにお昼寝をするので、健診の日は完全にイレギュラーなスケジュールになりました。

 

朝は1時間早く起こして昼寝の時間を前倒しにしようと試みたところ、うまくいきました。10時少し過ぎに昼寝の寝かしつけに成功し、11時頃に起こし、早めの昼食を済ませて少し時間に余裕を持って健診会場へのバスに乗ることができました。

 

健診会場には12時30分ぐらいに到着し、無事整理券を受け取ることができました。番号は20番台でした。

 

講話までの時間潰し

整理券を受け取ってから受付までに30分あったので、施設の中を歩かせようと思い、抱っこ紐から降ろそうとしたのですが、息子は怖がって降りようとしませんでした。いつも通りといえばいつも通りの反応です。

 

それでも、時間が経つと少し安心してきたのか、「降りる?」という問いかけに「うん」と返事をして遂に抱っこ紐から降ろすことができました。

 

が、すぐに足がすくんでしまい再度抱っこをせがんできます。これもいつも通りといえばいつも通りの反応です。

 

受付開始

そんなコントのようなやりとりを何度か繰り返すうちに、ようやく慣れてきたらしく、施設の中を歩き回り始めてくれたので、少し安心しました。

 

そうして1時になり、受付が始まりました。整理番号順の受付なので、順番が来るまでそれなりに時間がかかりそうです。受付の際に母子手帳を渡しました。整理券使っても結局並んで待たされるって、なんの意味が…。

 

急に人が集まってきたからか、息子は人が集まっている場所から離れていこうとします。果ては建物の外に出ようと私に促すのでした。「外は暑いからここにいようよ」と説得を心みるも彼の決意は固く、自動ドアを通って外に出て行ってしまいました。

 

私は妻に受付作業をお願いし、炎天下の中息子の散策に付き合うことになりました。

 

講話

施設の外に出て、人が変わったように息子ははしゃぎまわっておりました。そうしている間に講話の時間が近づき、施設の中に戻るように促すのですが、まったく聞き耳を持ちません。「それよりパパ、お花がきれいだよ!」と言いたげな態度で話を逸らしてきます。仕方がないので、無理やり抱っこして戻ることに。

 

受付を済ませてくれた妻と合流し、講話会場に入ると、再び緊張の面持ちになってしまった息子。私に抱えられて椅子に座って待っていることはできたのですが、講話を担当される栄養士の方が話の初めに「こんにちは」と言ったところで泣き出してしまいました。

 

こうなってしまうとその場を離れない限り、泣き止まないことが分かっているので、講話会場には私が残り、息子は妻と一緒に退室することになりました(講話の内容について、だいたい分かっていることばかりだろうから…と、妻はあまり関心がなかったので。まさにその通りの内容でしたし)。

 

講話の内容は基本的に配布された冊子に書いてあることについての話でした。泣いている子も多く、栄養士の方が着ているアンパンマンのTシャツや小道具のアンパンマンのぬいぐるみに魅了され、席を立って栄養士の方のもとへ「パンパンパン!」と言いながら歩いていってしまう子も多数おり、話を進めるのが大変そうでした。

 

アンパンマン…すごいなぁ…(息子はアンパンマンに関する情報に触れさせていないのです。)

 

問診まで

講話が終わり、会場を出ると、会場から出てくる人の波に圧倒されている息子とそれを宥めるを発見して合流しました。次の問診は名前を呼ばれるまで待合場で待機するのですが、案の定息子は外に出たがります。

 

さすがに外で待っているわけにはいかないので、人がいない場所である階段のあたり(ほとんどの人が待合場のソファの周りにいた)に移動して待つことにしました。人がいないからか安心して動き回る息子。消火器に興味津々でした。

 

問診

名前を呼ばれて問診会場に入り、席に案内されて職員の方との問診が始まりました。職員の方の手には絵本があり、ノンタンの絵のページを開いていました。

 

「こんにちは」

 

の職員の方の挨拶で案の定怯えるように泣き出した息子を抱え、職員の方の質問には妻に対応してもらうという病院でのお決まりのパターンが炸裂し、腕の中でくるくる回る息子をあやしているうちに問診終了。

 

指さしや、おしゃべりするかを確認する予定だったらしいのですが、大泣きの状態ではできるはずもなく、「人見知り」と「場所見知り」の状況と家での様子を伝えて終わったそうです。

 

身体測定

問診が終わり、泣き止んだところで身体測定会場に入り、身長・体重の測定です。服を脱がせておむつを替えて体重計に乗せ…られず(怖がってしまって乗ろうとしない)、私が抱きかかえて体重計に乗ることに。その後、私単独で体重計に乗り、差分で息子の体重を算出するという段取りになりました。

 

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抵抗して足が曲がっていたからもうちょっと身長あったような…というのは親の願望?

 

続いて身長を測るところでも大泣きして激しく抵抗していました。その後、服はそのままで小児科の診察を受けます。

 

診察(小児科)

当然のごとく、小児科の先生の挨拶で一発KO(大泣き)されたので、いつものフォーメーション(私:抱っこ。妻:会話対応)で対応します。この時はすぐに抱っこで泣き止んでくれました。

 

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順調とのことで一安心
 

しかし、触診のためにベッドに寝かせるとまた大泣きし、「問題ない」という言葉の断片しか聞き取れぬまま診察が終了しました。まあ、問題ないならなんでもいいですね。

 

診察(歯科)

そして最後に歯科で歯の状況確認と、虫歯になりやすいかどうかの検査を実施しました。

 

検査は唾液を採取して検査をするようでした。虫歯になりやすい体質(口内環境?)の子には数日後に通知が送られるという話でしたが、2か月たった現在で来ていないということは大丈夫なのかな?

 

そこで、下の歯の一部が癒合歯であることが判明するのですが、歯科医師の方が歯切れが悪いことしか言ってくれず、度々歯科衛生士の方に確認しながらの対話となり、少し心配になりました。

 

歯切れの悪い医師の説明が終わり、終了かと思いきや、その後歯科衛生士の方に歯科医師の説明の復唱のような話を聞くことに(こちらの方が分かりやすかったけど)。

 

癒合歯については虫歯になりやすいので注意ということと、歯の根元がどうなっているか現段階では分からないのと、永久歯も癒合歯になるかは分からないということだけ分かりました。

 

絶対、この医者の歯科医院には行くまい…

 

母子手帳返却

そして最後に受付時に渡した母子手帳が返却され、健診結果についての総評めいたお話がありました。息子は問診の際に泣いてしまったので、この時に問診の時にやるはずだったらしい「積み木を積めるか」の確認をされたのですが、時間が経ったからといって筋金入りの人見知りが治るわけがなく、確認のみで実践はなしとなりました。

 

気にされていたのは、人見知りよりも事前の問診票で「できない」に〇がついていた部分(モノの名前を3語以上言える)のことでしたが、モノの名前以外の言葉(ありがとう、あった、だいじょぶ等)はたまに話すと伝えたところ、それで問題ないとのこと。

 

人見知りに関しては、念のために2歳ごろに電話で経過を確認するということになりました(職員の方がかけてくるらしい)。

 

おわりに 

1歳6か月健診は知的な発達の度合いを見るという点でこれまでの健診と異なるため、不安になる方が多いようですが、息子以外にも泣いている子どもはそれなりにいましたし、泣いてたら普段できることもできなくなるのは職員の方も分かっているので、責められることもありませんでした。

 

逆に、人見知りで泣いてばかりいるので「大変ですね…」と言われるのですが、それを口実に余計なことをしなくていいので、実は割と楽なんです。私と妻も人見知りということもあり、子どもの人見知りに助けられている部分が多々あります。

 

また、泣く原因が「人見知り」だと分かっているので、人がいないところに行けば泣き止みますし、楽しければ普段通りの笑顔も見せてくれます。

 

ゆえに、これまでの健診では健診に行く前に「どうなるか分からない…」という漠然とした不安感がありましたが、今回の場合は「どうなるか分かってる」分、楽に過ごせましたし、自分の子どもの成長を楽しめた健診となりました。