平均なんて参考にすらならないと思うので、「結婚」にかかったリアルなお金の話をしようと思います。

f:id:tonymctony:20180702054728p:plain

 

よく、「結婚にかかるお金は平均○○円」とか「結婚するなら平均○○円は必要!」みたいな特集とか、記事があるじゃないですか。あれ、まったく参考にならないんですよね。実際に自分が結婚に関するお金を工面した際には、何を言っていたんだ?あの特集は?と思ったわけです。

 

同じように「30代の貯蓄額は平均○○円!」っていうのもあてになりませんよね。若い頃はそういう特集を見るたび、狼狽えていたものでしたけど。

 

  

結婚費用特集が参考にならない理由

 

その理由は二つあります。結婚は人それぞれだからということと、平均という指標があてにならないからです。

 

結婚は人それぞれ

一つは「結婚」に関わるイベントは人それぞれだからです。

 

婚約のために指輪や記念品を買う人もいれば、買わない人もいますし、大勢のゲストを集めて盛大に結婚披露宴をやる人もいれば、リゾート地で身内だけで挙式と食事会をする人もいます。

 

また、「結婚」費用がどこまでなのか、定義が曖昧なので、同じような段取りで結婚を進めた人でも認識が違うんですよね。

 

結婚式の費用はもちろん結婚費用だと思います。しかし、引っ越しにかかる費用は結婚費用なのか、親戚に挨拶に行くときの費用は結婚費用なのか、人によって判断が分かれる(というか意識していない)こともあると思うんです。

 

ある程度は規模や挙式区分で分けて集計しているものもあるのでしょうが、大体はアバウトなんですよね。煽れればいい、みんなこれだけかかってるんだから、あなたもこのぐらいかけないといけませんよね?と言っているように感じてしまうんです。

 

平均はあてにならない 

 

もう一つは、平均という指標はほぼあてにならないからです。結婚費用に関する質問の回答者が10人いたとして、そのうち50万円の人が9人いて、1000万円の人が1人いたとしたら、平均(AVERAGE)で145万円になるんですよ。(極端な例ですが)

 

回答者の90%は50万なのに、平均で出されるとその3倍もかかることになってくる。誰もその価格帯で答えていないにも関わらずです。

 

本来なら中央値(MEDIAN)で集計するべきなんですけど、中央値というものが一般的でないようで、平均の方がなじみがいいからそちらを使ってしまうんだと思うんです。(ちなみに先ほどの例で中央値を求めると50万になります。)

 

私の結婚費用

ということで、参考にするなら生の詳しい情報だと思いますので、私の結婚にかかった費用に関してお話ししたいと思います。

 

結婚費用の定義

まず、結婚費用の定義です。私が結婚費用と認識しているものは以下の通りです。

 

  • 婚約記念品購入費用(婚約)
  • 結婚指輪購入費用(結婚指輪)
  • お互いの親への結婚挨拶費用(挨拶)
  • 両家顔合わせ食事会費用(顔合)
  • 結婚式費用(結婚式)
  • 新婚旅行費用(新婚旅行)
  • お祝返し費用(お祝返し)
  • 1.5次会費用(1.5次会)

 

※新居への引っ越し代、また家具・家電製品購入費用は含んでいません。

 

結婚費用

そして、定義したカテゴリに分けて費用を表にしてみました。

f:id:tonymctony:20180806044753p:plain

総額、およそ246万円かかっていたみたいですね。1.5次会の会場代は会費で賄ったので、自己負担額はおよそ198万円。これを2015年4月から2016年5月までの1年1か月間に支払いました。

 

 少し細かく見ていきましょう。

 

1.婚約

時期:2015年4月

総額:206,792円

婚約(プロポーズ)自体は5月だったのですが、4月に一緒に婚約記念品(ネックレス)を購入しにいきました。婚約指輪は着ける機会が少ないということで、妻が所望したダイヤのネックレスをプレゼントさせていただきました。

 

2.結婚指輪

時期:2015年5月~8月

総額:181,872円

当時、脳内お花畑状態だった妻は結婚指輪を調べに調べ、若干ノイローゼ気味になっていたので、早めに決めることになりました。工房併設のパターンオーダーのできるお店で購入。1度、自分達の指輪を作るところを見学させてもらいました(手掘りの工程で2時間!!)とってもいいところでしたよ。

 

3.挨拶

時期:2015年6月

総額:9,220円

 

妻の実家→私の実家の順にご挨拶に行きました。妻は実家同居だったので、すぐに済みましたが、私の実家は片道3時間だったので小旅行でした。結婚することに障壁はなかったので、許可を得るというか、本当に「ご挨拶」でしたね。

 

私はお土産に福砂屋の「五三焼カステラ」を持参。妻はキルフェボンの「はちみつパイ」を買ったのですが、家に置いてきてしまい、乗換駅のデパートで何かを購入していました(何を買ったのか忘れました)。

 

4.顔合

時期:2015年9月

総額:48,332円

 

結婚前に、両家顔合わせの食事会を実施しました。私の両親と妻の母と妹さんが参加しました。会場は日比谷。独身時代、仕事が暇で仕事が終わってから歩き回っていた時に見つけたお店でした。

 

shunju.com

 

5.結婚式(打合せ含む)

時期:2015年8月~2016年4月

総額:978,878円

 

結婚式は親族(合計9人)だけで沖縄で実施しました。場所は私はどこでも良かったので、妻が思い入れのある沖縄に決定。最初の1、2回の打ち合わせでほぼほぼ内容を決めてしまったので楽でした。

 

結婚式はルネッサンス・リベーラ教会で挙げました。

www.resortwedding.net

 

ドレス一式は妻の会社が倒産したときに貰えたそうで、そのものはかからなかったのですが、持ち込み料(32,400円)がかかりました。。

 

さらには、大安と土日祝日は+50,000円とのことで、非常に馬鹿馬鹿しく思えたので、平日の赤口に実施しました。天気も晴れてくれましたし、いい式でしたよ。

 

旅費は妻の親族分と私の親と伯父は自分で出すと言っていたので、お言葉に甘えました。そのため、私の弟と妹の分だけ負担しました。

 

そのほか、大体の物は自作したり、会場側ではなく安いところに外注したりしましたが、それでもこれだけかかりました。恐ろしいですね、結婚式って。

 

この件の詳細は、記事書いた方がまとまりが良さそうなので、時間がある時にまとめます。

 

6.新婚旅行

時期:2015年8月(予約・振込) 2016年4月(旅行)

金額:306,041円

 

結婚式と合わせて沖縄でした。5泊6日、すべて同じホテル(結婚式を挙げたホテル:ルネッサンスリゾートオキナワ)に泊まり、のんびりリゾート暮らしを満喫してきました。滞在日数の割に食費が少ないのは、朝食、昼食は無料、夕食は一部無料(クーポン利用)だったからです。

 

renaissance-okinawa.com

 

 

7.お祝返し

時期:2015年4月

金額:35,272円

 

結婚祝いをいただいた親族(7組)は揃って「お返しはいらない、貰わない」の一点張りだったので、お返しと言う形ではなく、沖縄のお土産と言う形でお返ししました。また、帰省するたびに少しいいお土産を買って帰っています。

 

8. 1.5次会(打ち合わせ含む)

時期:2015年9月~2016年5月

金額:696,711円(会費差引自己負担額:215,711円)

 

結婚式ほど畏まってない式を、1.5次会と言うそうです。お披露目パーティーみたいなものでしょうか。当初はまったく私の計画には無かったのですが(周りにご祝儀と言う負担を強いたくなかったので、親族だけの結婚式にした)、妻がお友達に結婚報告したところ、式に行きたいという社交辞令的な声が殺到したらしく、やることになりました。

 

私も数少ない友人と、毎年誕生日会に呼んでいた人々を「お祝の言葉すらいってくれなかったでしょう?」という脅し文句で呼んで総勢38名で実施。なかなか楽しんでもらえたみたいですよ。

 

※衣装代とメイク代を忘れていたので追加しました。

私の衣装はピークドラペルのスーツをフルオーダーで作りました。借りるより、作った方が安かったんです。人の結婚式に着ていけますし(今のところ、1回しか機会ないけど。。)。ベストはレンタル。妻のメイクは美容師の妹に依頼しました。

 

まとめ 

なぜ、こんな話をしたのかと言えば、最近妻の友人が結婚ラッシュらしく、生活やお金のことなどを相談してくるみたいなんですね。

 

相談されるたちも、情報誌やネットなどを調べて、お金がそんなに必要なのかと驚くらしいのですが、妻の情報提供で我に返り、落ち着くらしいのです(笑)

 

脳内お花畑で、冷静な判断がしにくい時こそ、利害関係がない実際に経験した人に話を聞くのは有益なことなのかもしれません。