先日、入浴していた妻が頭にタオルを巻いてリビングに戻ってきました。何か忘れ物でもしたのかと問うてみると、ドライヤーが「ポンッ」という音を立てて動かなくなったとのこと。焦げ付いた臭いがするので避難してきたと仰ったので、ドライヤーの様子を見に行ったところ、臭いだけを残した骸になっておりました。
購入してから暫く経っていたので、寿命かな?と思い、購入日を調べて見ると、2012年6月でした。
ネットショップで購入したときのメールが残っていました(実店舗で買うことが少ない)
購入からおよそ7年経っていますから、仕方がないのでしょうね。このままごみにするのも勿体ないので、分解してみることにしました。家電製品の中身がどうなっているのか気になりませんか?私、結構好きなんです。特に何かが分かるわけではないのですけど。
壊れたドライヤー
今回壊れてしまったドライヤーはこちらです。
2012年製のドライヤー。当時の最新型でしょうか。
Panasonic(パナソニック)製のナノケアドライヤー(型番:EH-NA94)です。当時一人暮らしを始めた後輩が「ドライヤーが無いから困っている」と言っていたので、買ってあげようかと思って調べてみたら新しいものが欲しくなって、自分が使っているものを譲って購入したのでした。決め手は緑色だったことです。それしか理由がありません。
分解してみる
ねじ穴がいくつかあったので、そのねじを外すところから分解スタートです。
まずは持ち手部分から
ねじを外して力を加えずに簡単に外れたのが持ち手部分でした。本体部分はちょっと力が必要そうな手ごたえだったので後回しにします。
切り替えボタンのギミックが少し胸熱。
運転モードの切り替えボタン(TURBO、DRY、SET、OFFの切り替え)部分の仕組みに興味を惹かれます。いや、なんてことはないんですけど、ちょっとロマンを感じません?
外側のパーツ。プラモデルみたいに思えますね。
外側のパーツだけ戻して子どものおもちゃになるかな?と思いましたけど、危なそうですね。やめておきます。
本体を真っ二つ
次に、力技で本体を真っ二つにしました。
中心部分が露わに!ちょっとワクワクしてきました。
真っ二つにしたときに、後ろのフィルタ部分も取れたのですけど、大分埃が溜まっていました。故障の原因は埃をこまめに掃除しなかったからかもしれませんね。ちょっと反省…。
ちなみに、後部の回転するプロペラの部分が破損することが壊れる原因だった型も過去にはあったようです。分解して見てみると(写真右)、破損はしていなかったので、今回の故障の原因は違うようですね。モーターが焼け付いたのかな?
パーツを取り外す
こうしてみるとマシン感が凄いですね!
緑色のプラスチック部分からパーツを取り外していきます。本体を真っ二つにしたときに見た後部フィルタ部分、先端部(噴射口)、そして機械部分を取り外すことができました。
機械部分を分解
さて、分解できるところまで分解していきましょう。
パーツを外していきます。真ん中は正面から見た写真
周りの電子回路部分とプラスチックパーツを外していきます。こうしてみると、「いかに効率よく空気を送るか?」ということを一生懸命考えて作られているんだなあと当然のことに感心してしまいます。
ここまでかな?
最後に砲身部分の金属パーツを外したところで分解できるパーツが無くなりました。
きっとこのパーツ構造が凄いんだろうなぁ…。素人目には分からないけど。
故障の原因は、おそらくここが焼き付いたのか、回線が断線したのかのどちらかなのでしょう。モーター部分はドライヤーの心臓部ですから、ここがダメになってしまってはもうどうしようもないのでしょう。
と、それっぽいことを言ってみたくなります!(故障の原因は分かりません。専門家ではないので。)
おわりに
分解するだけなんですけど、なんだか楽しくなってしまいました。今回はドライヤーでしたが、前にナノイー発生器を分解したことがあります。あの時も楽しかったです。
なお、その時分解したパーツはごみ箱として利用しています。色味が綺麗だし、サイズ感がちょうどいいんです。
小さな金属ごみ用のごみ箱として活躍。はさみの分別方法を確認しておらず、投入したまま放置しているのは秘密。
今回のドライヤーも分解したパーツのうち、使えそうなパーツはナノイー発生器のようにキープしておいて、その他は自治体のルールに従って分別して捨てます。
突然ドライヤーが壊れてしまったので、その日のうちにネット通販で新しいものを買うことになりましたが、そのお話はまたの機会にしようと思います。妻は新しいものが手に入って喜んでいるようです。私としては急な出費になってしまって、懐が痛かったのですが…。
次のドライヤーはしっかりメンテナンスをしていきたいですね!(といっても暫くするとしなくなるんでしょうけど…)