NTTドコモからいつものようにダイレクトメール(DM)が来ていました。いつも大したことが無い内容なので、ざっと目を通して捨てているのですが、今回は少し気になるところがあったので、心配になって調べる時間を取ることにしました。
心配は杞憂で終わったのですが、ユーザをDMで不安にさせる会社ってどうなんだろう…と思ってしまった次第です。
ダイレクトメール
ブログ初期の頃は育児のストレスのはけ口として、一役買ってくれていたダイレクトメール(DM)。何度か記事にもしたので「またかよ!」と思われるかもしれませんが、今回は少したちが悪かったのです。
以前の話
別に情弱扱いされるだけなら「面白いな」で済むんですけど…。
今回の内容
丁寧な言葉遣いに潜む悪意をひしひしと感じてしまう内容です。
そもそも私はガラケーを使っていて、スマホに変更する気はございません。ゆえに、いつもは自分の個人情報が記載されていないかを確認し、紙ごみの袋に入れてしまいます。
今回のDMは「現在の料金に+668円からスマホが持てます!」という表記に驚き、しっかり個人にカスタマイズしたDMを送ってきたので感心してしまいました。そして、+668円という数字に違和感を持ったのです。
「あれ?スマホの料金ってそんなに安くなったのか?」と。
しかし、詳しく見てもスマホの料金は月額3800円からという表記ですから、私のドコモのスマホ料金に関する認識に間違いはありませんでした。以前とたいして変わらないじゃないかと。
+668円がおかしい
とすれば、おかしいのは「+668円でスマホが持てます」の表記です。私が認識している携帯電話の月額料金は1708円(ユニバーサルサービス料2円込)なので、それに668円を足しても3800円にはならないわけです。1708円 + 668円 = 2376円ですから、およそ1500円ほどの乖離があります。
なぜこうなるのか?とDMを見て見ると、私の契約状況欄の料金が覚えている料金と異なっていたのです。
エッ!?月額3132円!?
現在の料金を確認
「いつの間にか割引が無くなっていたのだ?それに気付かずにいるとは何事だ!」と自分を叱咤し、ドコモの料金確認ページで現在の契約状況と利用料金を確認することにしました。毎月確認しているものの、うっかり見落として無駄な料金を払い続けていたのかもしれない…と不安になりましたから。
(左)各月の料金 (右)割引が適用されていることを確認
my docomoにログインして料金を調べてみると、私の記憶の通り1708円でした。割引もしっかり適用されています。ほっとすると同時に、無駄な時間を取ることになったこのDMに対する怒りがふつふつと湧いてきました。
注意書きで許される?
DMの細かい字の部分
なぜこのようなでたらめな数字を載せてきたのか?正確でない数字でユーザーを騙すのは詐欺ではないのか?と思いましたが、注意書きの部分に「上記金額は全てシミュレーションです。お客様のご契約、ご利用状況に寄って異なる場合があります」と書いてあったため、詐欺ではないと言いたいのでしょう。
しかし、わざわざ2019年1月1日時点の契約状況(料金プランやパケット加入契約有無など)を使って作成しているのに、割引の情報を含めていないのは明らかに「わざと」だと思うのです。提案しているプランではがっつり割引の話(それも一時的でしかないものも含む)をしているのにも関わらず、現在のプランの割引を含めて比較しないのはなぜなのでしょうか?
「わざと割引を消している」のを「シミュレーション」で言い換えているのは、悪意としか言いようがない気がするのです。
そんなんでいいんですか!?ドコモさん!
おわりに
以上、とっても頭に来てしまったので記事にしてしまいました。スルーしてもいい内容ならこんなこと書かないんですけど、情報を中途半端に使って不正確な情報を提示して顧客を騙すやり方はいくらなんでも酷いのではないかと思ってしまったのです。
仕事で顧客に「これはシミュレーションですから」って適当なデータをでっち上げて、自分に有利な話をしてたら怒られますよね?それ以降話を聞いてくれなくなりますよね?
これを信じてスマホに変える人もいるだろうから、こういったDMを出すのでしょうが、客を舐めてるとしか言いようがない気がするんです。
「我が社はあなたを舐めていますから。」ってわざわざ言われたような気がしてしまって、すごく気分が悪くなりました。