週末、「寝倒そう」と思っていた時は何に疲れていたのだろうか?

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子どもが生まれてから…いや、結婚してからは昼まで寝ているということがなくなりました(病気の時以外)。寝ていたいけど、単純に寝ていられないからです。

 

独身時代は夜更かしをし、昼まで寝ていたことは何度もありました。昼に目覚めて、ずっと寝ていたいなと思うことはあれど、起きてやることの魅力の方が勝り、結局起きてしまうんですよね。

 

ただ、一時期は「寝倒そう」と思って、部屋の光を遮断して只管寝ていた時期がありました。「あの時は疲れていたのかな?」と何度か子どもに起こされ、寝かしつけを敢行しながら思い出していたのです。「あれだけ寝れること、もうないぞ」と昔の自分に語り掛けながら…。

 

 

ずっと寝ていた頃

その頃は特に仕事が忙しいわけではありませんでした。定時にあがり、百貨店巡りをしたり、散歩をしたりして帰れる、今では夢のような時間だったと思います。

 

ただ、基本的に一人で仕事をしており、あまり人と話し込むようなことがありませんでした。当時は恋人もおらず、家に帰っても一人でしたし、SNSやゲームで繋がる人もおりませんでした。

 

20代も後半になっていましたし、一通りの遊びを終えていたからか、趣味と言えば、読書ぐらいでこれは毎日通勤時間で読めるものだったので、家に帰ってまでは読んでおりませんでした。

 

睡眠負債

日々の睡眠不足が蓄積し、心身に悪影響を及ぼすことを「睡眠負債」というそうです。これを解消するために、休みの日に長時間寝る「寝だめ」を敢行する方もいるようですが、効果は薄いとか…。

 

当時の私はこれだったのかな?とも思ってみたのですが、10時頃には布団に入って、8時少し前に起きるという9~10時間睡眠だったので、該当しないなと。逆に寝すぎていて心に悪影響を及ぼしていたのだろうか?

 

それだけ寝れば平日はしっかり目が覚めている…と思いきや、全然そんなことはなかったです。朝起きてから暫く眠いし、午後の眠気と毎日闘ってたし。質も悪かったのかな?

 

ずっと寝る

ある時から週末になると、すべてのやる気がゼロになり、「寝倒そう」という意思に支配され、部屋に光を差し込むところを段ボールなどで塞ぎ、ひたすら布団で寝ていました。季節が冬だったこともあり、非常に寝やすかったです。

 

3連休なども寝倒していました。途中空腹で起きたときに百貨店スイーツを食べるのが唯一の楽しみでしたね。

 

そうして迎える休み明けの朝には、声が出ないとか、通勤時に歩いていて体がふわふわするとか、膝がハマらない感じがするとか、身体に対する違和感が多く起こりました。

 

弊害

このような生活が1か月ほど続きました。久しぶりに人と長時間話すとすぐに喉が枯れてしまったり、言葉が出てこなかったりしました。頭の回転が落ちた気もします。

 

また、人に会うのが非常に億劫になりました。元々億劫だったんですけど、どうにかして回避する方向にもっていけるよう考えるほどに度を越して億劫になりました。

 

急転

このままじゃマズいなと思いつつも、睡眠の快感に支配されてズルズルその生活を続けておりました。そんな折、以前一緒に仕事をしていた後輩に久しぶりに会い、ゲームソフトを無理やり渡されたことで事態は急転します。

 

そのゲームは、「ペルソナ4 ザ・ゴールデン(以下、P4G)」。最初はやることの選択肢が多くて面倒くさいし、キャラもそんなに好きになれそうもないし、そしてRPG?うわーめんどいわーぐらいにしか思っていなかったのですが、気づいたら寝る間も惜しんで遊ぶぐらいハマってしまいました。

 

その頃、この作品がアニメ化されたものの再放送もやっていて、それと並行して進めるのが楽しくなり(途中でじれったくて追い抜いたけど)、週末も寝ている場合じゃないと思ってプレイして、結局4週ぐらいしてしまったのです…。

 

解決

P4Gにハマることで、私は睡眠ばかり貪る生活から脱出できました。これは後輩に感謝すべきなのか、P4Gに感謝すべきなのか。

 

P4Gの熱が冷めてからも週末ずっと寝ていたいと思うことは無くなりましたし、疲れて眠い日でも午前中の内に起きるようになりました。

 

おわりに

あのままP4Gに出会わなかったら、どうなっていたのか…。考えると少しゾッとするので考えないようにしておきます。ちなみにP4Gのゲームにはハマりましたが、ペルソナ関連グッズやイベントは興味がないのでその方向にお金は落としてません。

 

なお、あの時期の弊害は後々まで尾を引くことになりました。言葉が出にくくなったり、モノの名前が出にくくなったり、声が枯れやすくなったりは続きましたから(単なる加齢?)。

 

ただ、最近はずっと寝ていたいなと思う日があります。あの頃の「何かに疲れた感じ」とは全然違う疲労感からですけど…。