結婚以来、CDや書籍や服など、若い頃に凄まじいほどの情熱を持って集めたものに対して、ほとんど愛着が無くなってしまい、事あるごとに処分しているのですが、一つだけどうしても処分できなかったものがあります。
それが、こちら。
ザ・ビートルズ・アンソロジーとは
ビートルズの誕生から解散までを、ビートルズの音楽や、関係者の回想、当時の映像と共に振り返る、歴史ドキュメンタリーDVD-BOXです。1996年作品。全5巻。15,000円(税抜)。
本編はDVD4枚分(約10時間)なのですが、1枚スペシャルフィーチャーと言う名の、セッションやレコーディング風景が含まれたボーナス映像ディスク(約80分)が付属しています。ボーナスで80分て…。
ビートルズに傾倒した大学時代
私は大学時代、ビートルズに傾倒しておりまして、CDをすべて聴いて曲を覚えるのはもちろんのこと、関連する書籍を片っ端から読み漁り、見識を深めておりました。(その頃蓄えた知識は殆ど飛んでしまいましたが。)
ビートルズ・アンソロジーは価格も高かったので、ビートルズ学の集大成と位置付け、他のもので勉強し終わった後に購入しました。しかし、購入したことで満足してしまい、あろうことか1度も見ることが無かったのです。
社会人以降は熱が冷める
ビートルズ・アンソロジーを手に入れて以降はビートルズは好きではあるものの、徹底的に調べていた以前ほどの熱は冷め、他のミュージシャンに興味を持つようになりました。
社会人時代の2009年にリマスター盤が出たときは興奮しましたが、それも一過性でしたし、2枚ほど買ったものの少し聴いて弟に譲ってしまったのでした。
手放そうとは思ったものの…
そして購入から10年以上の時が経ち、結婚に伴う新居への引っ越しのために荷物を整理した際に発見しました。
結局1度も見てないし、そこそこ言い値で買い取ってもらえそうだから処分してしまおうかとも思ったのですが、「1度見てから考えよう」と決め、引っ越し準備の合間を縫ってみようとしたのですが、結局見る暇もなくそのまま新居へ持っていきました。
子どもと一緒に見ればいい
妻が妊娠し、「子どもが生まれるなら自分の荷物を処分しないとな」と思い、処分対象として再度俎上に上がったのですが、「これ、子どもと一緒にみればいいじゃないか!!」と思いつき、1度も見ずに楽しみにしているところです。
1度も見ていないので、私たちにとってとてつもなく退屈な映像である可能性はありますが、 レビューなどを見ると、だいたいの人が「いい」と言っているのだから、きっと大丈夫と言い聞かせております。
まとめ
購入当時の15000円って、結構な大金だったはずなんです。それを買っただけで満足してしまうなんて…とは思うのですが、未来の子どものための投資だったと思えば、この気持ちも消化できるかな?当時は絶対そんなことになるとは思ってもみなかっただろうな。
皆さんにも「買ったのに見ていない(使っていない)んだけど捨てられない」というものはありますか?