福岡限定『茶ひよ子』と東京限定『塩ひよ子』を食べてみた。どちらも夏季限定。

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先日、「風吹けば桶屋が儲かる」的な言い方をするのであれば、「LINEスタンプを買ったら、クリエイターから茶ひよ子を頂いた」という出来事がございました。

 

とある出来事

 

ここでいう『ひよ子』とは生き物の『ひよこ』ではなく、東京土産として有名な銘菓『ひよ子』のことです。

 

「東京土産として有名」とは書きましたが、この『ひよ子』の発祥は福岡県飯塚市。東京オリンピックを商機ととらえて東京に進出し、策略通り東京を代表するお菓子に成長した、見た目とは裏腹にかなりやり手のお菓子です。

 

現在では発祥地の福岡は株式会社ひよ子、東京は株式会社東京ひよ子というグループ会社が拠点となり、定番の『ひよ子』から、それぞれの独自商品を展開しているようです。

 

今回いただいた『茶ひよ子』は株式会社ひよ子が販売する、福岡夏季限定販売商品です。東京ひよ子にも夏季限定商品『塩ひよ子』があるため、併せてご紹介しようと思います。

 

 

ひよ子

冒頭でも触れましたが、福岡で生まれたひよこフォルムの甘いお菓子です。誕生してから100年を超える銘菓会のベテランなんですね。100年経っても鶏にならないというのは、なんとも哲学的。

 

hiyoko-onlineshop.com

 

それだけの歴史を持ちながら、様々なフレーバーを乱発してこないのは、『完成されたもの』が持つ矜持なのでしょうか?

 

茶ひよ子

さて、こちらが今回ご紹介する茶ひよ子です。

 

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見た目は普通のひよ子と変わりがありませんが、中身のあんが深緑色をしています。抹茶感を餡のみで控えめにアピールするのは、ひよ子はあくまで茶色のフォルムが主役だと言うが如し。

 

味はフォルム同様に抹茶感を全面には出ておらず、あくまでエッセンスとして加えてあるようでした。故に抹茶を求めている方には物足りなく感じるお味です。普通のひよ子の方が美味しいなんて言ってしまおうか。

 

口の中の水分を持ってかれるところは、通常の『ひよ子』と変わりませんから、一緒にお茶を飲みました。お茶の方が…(以下自粛)

 

外装
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ちなみに外箱や包んである袋は味とは違って、『茶』を全面でアピールしていました。なお、原材料表示を見ると抹茶(八女茶)は後ろの方ですから、あまり使われていないんでしょうね。

 

原材料

白餡(隠元豆)、砂糖、小麦粉、水飴、卵、ぶどう糖、還元水飴、抹茶(八女茶)、ソルビトール、膨張剤

 

塩ひよ子

続きましては東京夏季限定『塩ひよ子』

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東京駅で買ったのですが、しわしわでちょっと皮がぼろっとして剥げていました。品質管理、大丈夫なのか…?と疑念を抱きつついただきました。

 

こちらもやはり外観は通常のひよ子と変わりありませんね。中身が白餡でないところを見て(赤餡)、ようやく別物だと分かる感じです。

 

初めてではない

実は食べたのは今回が初めてではなく、2009年(10年前か!)に買ったことがあるんです。

 

食べ物飲み物レビュー記事をまとめました。もはや販売終了しているものもあるけれど。

 

その時は美味しいけど、「普通の『ひよ子』でいいな」と思ったのですが、今回は『塩ひよ子』の方が美味しいと感じました。塩加減がちょうどいいし、コーヒーにも合う。

 

個人的な好みとしては、「塩>通常>>>茶」でした。『塩ひよ子』はまた買いたいと思える味です。

 

10年で改良を加え進化したのでしょうか?私の味覚が変わったのか?

 

外装
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外装は茶ひよ子同様『塩』をフィーチャーした外観になっております。専用の紙まで作ったんですね。和三盆糖と天草の塩がアピールされている感じがします。

 

※原材料は箱に書いてあると思っていたのですが、包んであった袋に書いてあったようですね。来年までお待ちを…。

 

説明書き

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ちなみに、『茶ひよ子』と『塩ひよ子』には説明書きののような紙が入っていました。デザインの違いも比べられて面白いなと。

 

『茶ひよ子』は創生100年を記念して作られた商品なんですね。調べてみると、季ひよ子シリーズとして、春夏秋冬それぞれの季節限定の商品が販売されているようです。

 

春は桜、夏は茶、秋は栗、冬は苺のひよ子になるそうです。普通のひよ子でいいかな…。

 

おわりに

このお話を夏の販売期間中に仕上げられれば良かったのですが、9月(暦の上では秋)になって販売が終了してしまったようです。気になった方は来年までのお楽しみということで…。

 

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ちなみに、『茶ひよ子』の箱は息子の電車のおもちゃに貨物車両として連結したのち、息子の怒りを買ってお役目を終えました。父としては結構いいアイディアだと思ったんだけどな…。