弟の結婚披露宴の主賓挨拶が酷すぎて頭にきてしまった話。会社大丈夫か?

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数か月前、弟の結婚式に家族で参列してきました。移動に片道3時間かかることや、子どもの人見知りが酷いことなど、主に子どもに関する不安材料が多かったのですが、なんとか乗り切ることができました。

 

あまり行きたくないなと思っていたこともあったのですが、準備が進むにつれて「しっかりお祝いしてあげよう」という気持ちが強くなり、「兄」としての務めはある程度は果たせたと思っています。

 

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結婚式・披露宴自体も当人たちがやりたいことができていて、概ね素敵な式でした。ただ一点『主賓挨拶』を除いては…。

 

 

主賓挨拶

披露宴の流れは、新郎新婦が入場し、司会者が軽く新郎新婦について紹介し、新郎側・新婦側主賓の挨拶、乾杯の挨拶…というオーソドックスなものでした。

 

そして、主賓挨拶は弟夫婦それぞれの会社の上司が担当していました。

 

新郎側主賓挨拶

私が少し頭に来てしまったのはこの新郎側の主賓挨拶です。挨拶を任されたのは、弟の会社の上司でした。役職は部長だそうです。

 

その部長は意気揚々とマイクの前に進み「あ、あ」とマイクテスト的なことを行った後、形式的な挨拶もそこそこに「まずは会社についてご紹介したいと思います。」と、会社の歴史について語り始めました。

 

「このような歴史ある会社の中でも、とりわけ優秀な社員である弟君には…」的なお世辞話で締める流れなのかなと思って聞いていたのですが、これが異様に長いのです。

 

会社の歴史を語り終え…

会社の歴史について10分程度は話していたと思います。そして、弟のことにはまったく触れませんでした。気の遠くなるような長くつまらない会社の話は「…今日に至るわけです。ここまでが我が社に関することでございまして、弟くんと初めて会ったのは…」といった感じで締められ、別の話が始まりました。

 

そして、出会いの話も無駄に長く、さらには弟を褒める話もなく、突然「ある時弟君と話していたときに、弟君が泣いているんですね。」みたいなわけのわからぬ話になりました。

 

このエピソードは、「弟が感受性が豊かだから情に厚く、現場でも慕われているから、将来は優秀な管理職に…」的な話になるのかと思ったらそうでもなく、それでおしまいなのでした。

 

たとえ褒める要素がなかったとしても、何かしら部下を褒めてあげるのが、こういうお祝いの場で挨拶を任された上司の務めなのではないのでしょうか。それなのに、「突然泣くわけのわからないやつ」というような、欠点を論うようにも受け取れるエピソードをされて誰が面白いのか!と、私は頭にきてしまいました。

 

そして長い!!まだ続くのか!!

 

それってパワハラでは?

長い話はまだまだ続いていきます。引っ掛かりを覚えたのは、どこかの新幹線のターミナルで部長と弟夫婦が偶然出会ったエピソードでした。

 

駅で弟を見つけた部長が弟を追いかけて声をかけ、新幹線の自由席で話をしながら帰ったことがあったそうです。

 

その時が部長と新婦は初対面だったそうですが、新婦に対する好印象評価やお褒めの言葉もなく、その時話をした「つまらない話」の中身を長々と披露していました。

 

話によれば弟夫婦は旅行の帰りだったそうですから、疲れていたことでしょう。それにもも関わらず、図々しく話せる席に座り、あまつさえつまらない話に付き合わせるのはどうなのでしょうか。

 

ようやく終わった

話は脱線に脱線を繰り返し、話の脈絡もわけのわからないままでしたが、ようやく締め口上に辿り着いて挨拶が終わり、満足げな表情を浮かべて部長は席に戻っていきました。

 

部長が話していた時間はおよそ20分。通常5分を超える程度が主賓挨拶の目安時間だった気がしますから、とても長くそして誰のためにならない20分間でした。

 

新婦側主賓挨拶は…

新婦側主賓挨拶に対して、新婦側の主賓挨拶はとてもライトなものでした。新郎側主賓挨拶がとても長くなってしまったこともあり、少しカットした部分もあったのだと思います。

 

こちらは、まったく不快に感じることもなく、とてもスマートな祝辞だったと思います(新郎側主賓挨拶が酷すぎたせいもあるのかもしれませんが)。

 

おわりに

当人たちがやると決めたことではあるけれど、仕事で忙しい中、結婚式と披露宴の準備をするのは大変だったでしょうし、当日もやること盛りだくさんで疲れたでしょう。(ちなみに一番疲れていたのは両親でした。式の後、数週間に亘って体調を崩していたようです。移動と前準備、大変そうだったしな…。)

 

それに対する労いの言葉もなく、長々とつまらない話を語り続けた弟の上司は一体何様なのか。

 

その話の長さのせいで、披露宴のタイムスケジュールにも少し調整が入ったでしょうし、話の内容にも全くいいところがなく、誰のためにもならない挨拶でした。

 

たまたまその部長だけがおかしいのか、組織としてそういった人間が多いのかは分かりませんが、弟の会社に対していい印象を持つことはできませんでした。なぜあんな周りが見えない人間に部長職が務まるのか。

 

弟よ…不満があったらいつでも兄に相談しておくれ…。