私は一昨年の年末にiDeCo(イデコ)の存在を知りました。Amazonのkindle本日替わりセールで購入した、「はじめての確定拠出年金投資/大江英樹(著)」を読んだのがきっかけでした。
本を読んで、「これはやるしかない!」と思った私は、冬休みに証券会社を検討し、当時コストが一番安いと思った楽天証券に、iDeCo口座開設を申し込みました。
(現在は運営管理手数料無料のところが増えましたが、当時は楽天かSBIの2択でした)
当時はiDeCoの対象者が広がったばかりで、制度の認知度が高まっていたこともあり、申し込みが殺到していたためか、書類の到着までに1か月を要し、そこから書類不備などもあり開設までにまた1か月かかり、4月に漸く口座開設が完了して、iDeCoの運用を始められました。
このiDeCoについて、開始して1年間経った現在の所感を、積み上げた残高を見ながらご報告しようと思います。
そもそもiDeCoとは
iDeCo(イデコ)とは個人型確定拠出年金のことです。individual Defined Contribute Planの略で、個人型DCと呼んでいたものを、世間に普及させるために、キャッチーな愛称にしたのだとか。
(そもそもDCって?個人型って他にも〇〇型ってあるの?という疑問はご質問があればお答えいたします。)
iDeCoは将来に向けて毎月お金を積み立てていく制度です。言わば自分で作る年金です。
積み立てたお金(掛金)は預金・投資信託・保険のいずれかで運用していきます(組み合わせ可)。原則として、60歳までは積み立てたお金(掛金)を取り出すことはできませんが、その見返りとして、掛金と運用益に対し、とても強力な税制優遇を受けられます。
私のiDeCo
2017年4月に個人型確定拠出年金加入確認通知書が届き、口座開設が完了。その後、楽天証券のWeb上で買い付け銘柄の選定を完了させました。初回は5月に2か月分の掛金が引き落とされ、6月に買い付けが行われました。
以降、毎月26日に掛け金が引き落とされ、
今月分は今日引き落とされていました。
買い付け
決まったタイミングで買い付けが行われているようです。
↑こんな感じ。私がしたことは毎日購入する商品を決めただけ。あとは毎月自動で発注されていきます。
毎月の積立金額は23,000円。企業に勤めるサラリーマンが掛けられる最大金額で始めました。
時価評価額
そして、開始から1年経った現状がこちら
資産配分については投資信託のみを選んでいます(預金と保険は選んでいません)。その内訳は「外国株式」80%で、「国内株式」・「国内債券」をそれぞれ10%です。
まだ先は長いし、高リスク商品多めで様子を見ていても面白いかなと思いまして。スイッチング(保有資産の入れ替え)は一度も実施していません。
金額を見てみると、評価損益が8,586円のプラスになっています。運用利回りは6.01%。昨年は世界経済が好調だったので、私の保有商品はかなりの恩恵を受けていました。
時系列
時系列グラフでみるとこんな感じ
最大の評価損益額を記録したのは2018年1月でした。その額21,834円のプラス。この後、ダウの暴落があり、現在の評価損益に落ち着きました。
あと30年近く続きますし、その間積立金を崩せないわけですから、評価損益がどうだろうとあんまり関係ないんですけどね。
(ゆえに、資産をオープンにして報告しています。)
こうして見ると、ちょっとはワクワクします。
iDeCoで節税できたお金の話
iDeCoの掛金を年末調整で控除したところ、約2.5万円お金が戻ってきました。
(保険の控除もあるので、ざっくりとした計算ですが。)
昨年1年間で約20万円を投資して約2.5万円戻ってきているわけですから、大きいリターンです。戻ってきたお金はNISAで株式を購入する費用に回して再投資しました。
評価損益に関しては、あと約30年は掛金を下ろせないため、その額を気にしても仕方ないですが、この年末調整で戻ってくるお金に関しては、毎年発生するものです。(働いていれば)これって、物凄いことじゃないですか?
預金利息の場合
例えば、将来のためにと漠然と思ってお金を使わずに、銀行に普通預金口座でお金を預けていても、20万円で年間数円程度しか利息はつきませんよね。
私は16万円で1円でした。。ちなみに全財産じゃないですよ!(笑)
定期預金に預けたとしても、現在の金利だとほとんど変わらないぐらい、ATMでなにか取引をして手数料を支払ってしまえば、マイナスになってしまう程度だと思います。
iDeCoのリターン
それがiDeCoの場合、収入にもよりますが、万単位で返ってくる。私の場合ですと、ざっくり12%のリターンです。
こう語っていると、怪しい外国株投資勧誘みたいですが、iDeCoは国が管理している制度です。(実施主体:国民年金基金連合会)
さらにはiDeCoの掛金は全額所得控除対象なので、今年の住民税も恩恵があるはずです!
追記:住民税の節税効果、かなりありました!
おわりに
iDeCo、1年前は漠然とした実体のない「お得感」を感じ勢いのまま初めてみましたが、1年経った今、改めてすごい制度だなと感じています。