子どもの寝かしつけ抱っこはマインドフルネスなのではないかと思った話。

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子どもを抱っこして寝かしつける際、「早く寝ないかな?」「お、寝そうだぞ?」と思って抱いている時ほどなかなか寝てくれないことに気づきました。

 

対して心を無にして、息子をしっかり抱っこしながらゆっくり揺らすことに徹していると、息子があっさり眠りにつくことにも気付きました。

 

前者で寝かしつけたときは疲れてくたくたになりますが、後者でねかしつけたときは心に平穏が訪れるような感覚になります。

 

これはもしかして…マインドフルネスなのではないか?と思った次第でございます。

 

 

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、呼吸を整え、気持ちを落ち着け、自分の「中」に集中した状態または行為をさす言葉と認識しています。

 

というのも、マインドフルネスは本や発言者によって、その行為自体(マインドフルネスを実践する)であったり、状態(マインドフルネスになる)であったりと使われ方が微妙に違っているからです。何が本当のマインドフルネスなのか実は誰もよく理解できていないバズワードなのではないか?という疑念も持っています。

 

ゆえに私の理解としては「瞑想」に近いもの。瞑想とはイコールではないようなのですが、同じようなニュアンスを持った言葉として捉えています。そもそも瞑想も分かっていないんじゃないかという自分に対する疑念もありますが。。

 

胡散臭い自己啓発書やビジネス書などにたいてい書いてある生産性向上の手段として、近年注目されているようです。一定期間続けることにより、集中力や記憶力、問題解決能力が高くなるとか。また、交感神経と副交感神経のバランスが整うのでストレスが減り、健康にもよいという話もありますほんとかよ

 

寝かしつけ抱っこ 

私の寝かしつけ抱っこは、雑念を振り払い、抱っこした息子が心地よくなっているかを、動き・呼吸・体温・心臓の鼓動から感じ取り、ただ只管に揺れ続けます。

 

息子が目を閉じたことに安堵し、揺れに寸分の違いが生じただけで息子は違和感を感じ、時に興奮・時に号泣するので「安堵」という感情は起こさず、そこから熟睡に誘うまで「無の境地」であり続けます。

 

息子が熟睡に至ったとき、私の中に「ここが好機に違いない」という光が浮き上がるので、その際に躊躇いなく抱っこしていた息子をベビー布団に横たえると起きずにそのまま寝続けます。

 

息子と密着し、いわば一心同体になっているので、広義では自分の「中」への集中になるのではないかと思っています。ゆえにこれがマインドフルネスなのでは?と思ったのです。

 

寝かしつけ後

真に寝かしつけに集中できた時は、「寝てくれた!」という喜びではなく、ただ淡々とした感情が心の中にあり、「次の家事をこなそう」という目的をこなす意識になります。そして、その次の家事の効率が非常によくなります。

 

私はスピリチュアルなものは殆ど信じていませんが、マインドフルネスや瞑想は確かに、そこかしこで言われているような効果があるものなのかもしれないなと感じている次第です。

 

まとめ

以上、寝かしつけ抱っこはマインドフルネスなのではないかと思った話です。育休中で、時間をあまり気にすることなく、余裕を持って過ごせているからというのもあるのでしょう。

 

プライベートや仕事で嫌なことがあったときは、子どもの寝かしつけをするとすっきりするかもしれません。慣れていないとさらに苛々してしまうかもしれませんが(笑)

 

ちなみに、このネタを思いつき、構想を練っていた時は、抱っこで寝かしつけていた最中だったのですが、当然の如くなかなか寝てくれませんでした。やはり、煩悩は抱っこに乱れをもたらすようですね。