チューブタイプのカレー調味料があるらしい。そんなになんでもカレー味にしたいか?

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Amazonでカレー粉を物色していることがあるので、よくカレーに関するレコメンドメールが飛んできます。本日はその中で「こんなものもあるんだ」と思った一品をご紹介します。

 

その名も、『カレーマジック マイルド(江崎グリコ)』。『これ一本で味が決まる万能カレー調味料』とのこと。

 

 

せっかくAmazonさんにお勧めいただいた商品ですが、買わなかった理由をつらつらと挙げていきたいと思います。

 

 

 

カレー調味料

私が愛用しているカレー調味料は、『インデラカレースタンダード(ナイル商会)』です。スパイスのみがブレンドされた、いわゆる『カレー粉』というやつです。 

  

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昨年12月に初めて購入し、レビューした際には、『GABAN純カレーパウダー』との違いが分からないと申し上げましたが、使い続けるうちにGABANとの違いがよく分かるようになってきました。インデラカレーの方がカレー粉感が出にくく、辛さに『深み』がある感じがするのです。

 

この『深み』に魅了され、現在ではインデラカレーを手放せなくなってしまいました。

 

カレー粉を使っている理由

なお、私がカレールーではなく、カレー粉を使う理由は、カレールーの油が合わないことに起因します。

 

詳しくはこちらで言及しています。

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カレー粉は私が合わない油や塩、その他添加物が使われていない『スパイスだけ調合されたもの』だからこそ使っているのです。

 

カレーマジック

さて、本題に入りましょう。何故私が『カレーマジック』を買わなかったのか?まずは賞品の宣伝文句や説明ではなく、原材料から見ていきましょう。

 

原材料 

Amazonの商品ページによると、原材料は以下のとおりです。

 

砂糖、たん白加水分解物、食塩、粉末油脂、カレー粉、デキストリン、炒めたまねぎ、りんごペースト、チキンエキスパウダー、にんにくペースト、バナナペースト、ターメリック、しょうがペースト、たまねぎエキス、野菜エキス、ソースパウダー、にんにくパウダー、酵母エキス、醸造酢、こしょう、とうがらし/アルコール、調味料(アミノ酸等)、香料、増粘剤(キサンタン)、カラメル色素、酸味料、香辛料抽出物、(一部に乳成分・小麦・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・バナナを含む)

 

スパイスだけでなく、いろんなものが入っています。カレー粉のスパイスは少量でも味が強いものなので、それ以外のものが上位に来るのは分かるのですが、一番含有量が多いのは砂糖なんですね。次いでうま味を出すたん白加水分解物、食塩、粉末油脂と続きます。

 

私が避けたいと思っている粉末油脂も入っています。原材料を見ると「カレールーを柔らかくしてチューブから出せるようにした」というコンセプトの商品のようですね。

 

Amazonのレビューではカレー粉と比べているものが多かったのですが、原材料を見たところ、比べるべきはカレールーなのだと思います。ゆえに、ここで買う選択肢はなくなりました。

 

商品紹介(用途)

次いで商品の紹介文を見てみます。

 

これ1本で味が決まる万能カレー調味料。いろいろなカレーメニューが作れて、少量からでも使える、汎用性の高いチューブ入りのペースト調味料です。

・ペーストタイプだから香味野菜と果実の旨みが効いている。

・1人前で大さじ1(15g)が使用量の目安。1本で約8人前。ペーストタイプだから配合可能な、香味野菜と果実の旨みが効いているので、これ1本で味が決まります。

・澱粉を使わずに油脂を配合しているため、調理時の焦げ付きを低減しながら油脂の旨みを付与します。

 

『ペーストタイプ=旨味が効く』 論理はイマイチよくわかりませんが、スパイス以外にもいろいろ入ってるので、味を工夫したということなのでしょう。先ほどカレールーと比べるべきと申し上げましたが、ここら辺の説明(ペーストタイプだから配合可能)からすると、メーカーがカレー粉と比べてのメリットを挙げているということなのでしょうか…。

 

焦げ付きは防止できるんだろうけど、油脂は合わないから買いたくないし使いたくないんだよなぁ…。と思ってしまいました。そもそも焦げ付くタイミングで使わないし、焦げ付きそうなのであれば自分で油入れるよと思いましたし。

 

カレー味にしたい?

商品説明とメーカーが紹介する使い方を見て見ると、そもそもの用途がカレーを作るためではなく、カレー味の料理を作るための商品のようです。故に、カレー『調味料』なのか。

 

cp.glico.jp

 

一例として、肉野菜炒め、カレージャーマン、ドライカレー、タンドリーチキンなどが料理例として挙げられており、お弁当にも便利で、カレーにちょい足しして味チェンジも可能と、その『万能』っぷりが際立つ商品紹介になっていました。

 

私が自分で作ったもの以外のカレーが嫌いなせいもあるのかもしれませんが、『カレー味』の料理って全然そそられないんです…。カレー以外のものでなんでわざわざカレーの味を味合わなくてはいけないのか。

 

そんなにみんなカレー味好きなんですか?

 

そして、自分が自信を持って作ったカレーにこんなものをちょい足しされたら私、絶対傷つきますけどね…。これなら私はいらないかな。

 

おわりに

なお、今回のお話に関して、私は調べて見た結果、自分のポリシーに合わなかったから買わなかっただけで、他の方も買うべきではないと申しているわけではありません。レビューによれば手軽に使えて、味付けも楽と高評価されていましたから。

 

何事もそうだと思うのですが、謳い文句や広告の都合のいいキャッチフレーズだけに釣られて判断するのではなく、学んで得た知識や、自分の経験を軸にして商品を吟味し、そのうえで選択をするべきなのではないか?と常々思っています。

 

その話の一例がこのカレー調味料だったというだけの話です。

 

何回も言ってる気がしますが、『健康』とか『ヘルシー』とか前面に出したいかにも健康そうなパッケージをしてるのに、原材料見ると「えっ!?」って思うものはたくさんありますからね…。