最近、音に敏感になってきたように思う我が子。足音で私か妻かを見分けているように感じることもあります。そのせいか、人のいないところを見て笑うことも…。
そう、最近息子はある時間になるとソワソワしだし、必ずある方向を見て笑うんです。もしかして、私たちの知らない「もう一人」の存在を感じているのでしょうか?我が家は築浅だったし、「そういったこと」はないはずなんだけど…。
そのシーン
件のシーンがこちら。
写真のブレ感からも急に振り返っている様子が伝わるのではないかと思います。
だいたい3回目の離乳食を食べているか、食べ終わって私と「お父さん、今日の株はどうだった?」「ハイテク株の決算が想定より良くなかったみたいでねぇ…」のように談笑しているときに必ずこうなります。時間は5時から6時ぐらいの間。
視線の先には…
では、視線の先を追ってみましょう。
振り返りじーっと凝視する息子。ちなみに妻もいません。
何もない。少なくとも私には「人」は見えません。こうしている息子の様子をみながらじっとしていると、「ブーン」という音がしてくるのが感じられます。これはやはり「アレ」でしょうか?
「もう一人」の正体
そうしてまた暫く静かにしていると「もう一人」の声が聞こえてくるのです。
「もうすぐ、お風呂が沸きます」
と。そう、息子の視線の先にはこれがあったのです!
我が家のお湯の温度は40℃。引っ越すたびにメロディとパネルの進化に驚かされます。
ボイラー操作パネルです。5時~6時の間は妻がお風呂の準備をしているので、これが稼働するんですね。そうするとボイラーの「ブーン」という音がし始める。この音がするとじきに「もう一人」の声がすることが分かっているようで、それを楽しみに待っているようなのです。
そしてこのあと、愉快なメロディーのあとに「お風呂が沸きました」とのメッセージで「エヘヘ」と笑う息子。何が彼の琴線に触れるのかは窺い知れませんが、毎日楽しみにしているようです。
おわりに
ホラー感を煽ってみましたが、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とはちょっと違うけれども、少しほっとしてしまう?エピソードでした。気になるのはAIスピーカーなどでもこのようになるんでしょうか?興味深いところです。
「もう一人」の正体が機械であることにいつ気付くのか?そしていつ面白いと感じなくなるのか?それを楽しみに待ちながら、今日も息子とボイラーパネルの音声に聞き惚れるのでした。
余談ですが、未だヤクルトでも笑ってます。喜び方が以前よりエスカレートしているような…。