子どもの脳内では、大人には推し量れない世界が広がっているのだと、事あるごとに感じております。「なぜそこで・なぜそれで・なぜそのとき…etc」いくつもの大人の疑問に回答することなく、子どもたちは成長していくのでしょう。
本日は、生後7か月の息子の中で爆発的に大流行している「私がヤクルトを飲む行為」についてご紹介したいと思います。
ヤクルト
私はアウトプット強化のために、毎日ヤクルトを飲むという苦行を自らに強いて「腸トレ」をしています。
あの甘さ、あの後味、成分の糖質…まったく健康にいいと思えないのに、しっかりと生きたまま私の腸内に乳酸菌を到達させ、毎日の腸活を支える「ヤクルト」は、私の理解の範疇を超えた摩訶不思議な飲料の一つです。
これを夕食後に飲み、一日の食事を終えることが私の日課です。
ヤクルトを飲み終えるまでの経過
ここで、夕食からヤクルトを飲み終えるまでの経過を辿っていきたいと思います。一体何が息子の琴線に触れるのか、一緒に究明いただきたいのです。
STEP1.いただきます
夕食をテーブルの上に配膳され、夫婦が揃って席に着くと息子が寂しがる。仕方なくイングリッシーナに座らせ、家族3人でテーブルを囲む。息子は座るとご機嫌でテーブルを揺らし、お茶と味噌汁が器から飛び出す。
イングリッシーナは子供用の椅子です。最近は目の前に置かれたおもちゃをどんどん横に落とし、両親に拾わせるというのもブームになっているみたいです。
STEP2.納豆を作る
トニーはメインの料理を食べ終えた後、キッチンに向かい、納豆を作る準備をする。息子、時折イングリッシーナから振り向き、トニーに声をかける(我が家はカウンターキッチンです)。
納豆の調理時間はおおよそ5分。完成する頃に息子の機嫌が悪くなりだす。
STEP3.フィニッシュ
トニー夫婦、納豆をご飯にかける。トニーが二口程食べると息子がぐずりだし、納豆を食べ終え、締めの味噌汁を飲み始めるころには本格的に泣き始める。
トニーの方がトニー妻より食べ終えるのが速いため、トニーは自分の食器を片付ける。
STEP4.ヤクルトを出す
トニー、冷蔵庫からヤクルトを取り出す。息子、泣きながらトニーの方へ振り返り、トニーが手に持ったヤクルトを見ると、途端泣き止む。
何の変哲もない普通のヤクルトでございます。特定保健用食品なんですよね。
トニーがテーブルに戻り、ヤクルトをテーブルに置くと、トニーに向かって息子が微笑みかけてくる。トニーも微笑み返す。
STEP5.ヤクルトを飲む
トニーが、銀紙蓋を丁寧に開け始めると、息子が「キャッキャ」と歓喜の雄叫びをあげる。蓋を開け終えたトニーがヤクルトを口元に運び、くいっと飲むと「グヘヘ!ギャハハ!」と息子は大爆笑。
トニーは同じ動作を繰り返す。その度、息子も同じ笑いを繰り返す。3度ほどで飲み終えるが、息子が喜ぶため、空になった容器で何度も繰り返す。数十回で飽きて笑わなくなったところで終了。
まとめ
以上、私がヤクルトを飲み、息子が笑い終えるまでの一部始終のお話でした。ちなみに、違う飲料(主にコップ)を飲んでもさっぱり笑いません。「あっそう」みたいな表情で私を見つめてくるだけです。
ヤクルトには何かの魔法がかかっているのでしょうか?もしくは、私がヤクルトを飲むときにだけ変な行動をしているのでしょうか?きっと答えが出ぬまま、また新たなステージへと息子は向かっていくのでしょう。
ちなみに、私がヤクルトを早急に片付けて洗い物を始めると息子が泣き出すため、夕食後の洗い物は妻の担当になってしまいました。これは最近申し訳ないと思っていることの一つです。早急にヤクルトに飽き、食後の妻に夢中になってくれるといいのですが…。