本みりんの保管方法は暗所で常温保存です。アルコールを多く含んでいる為、常温でも問題ないようです。私は結婚してから暫くして本みりんを使い始めたのですが、保管方法とか全く見ずに、冷蔵庫で保存してしまっていたんです。
さて、冷蔵保存するとどうなるのか。実物写真と共にお伝えしたいと思います。
とりあえず冷蔵庫
常温保存は風味が落ちたり、悪くなったりするものが多いです。調味料だと味噌やしょうゆ、それ以外だと海苔や小麦粉などは冷蔵庫で保管しています。
ゆえに、「とりあえず冷蔵庫に入れておけば安心」という思いがあって、新しい調味料を買ってもとりあえず冷蔵庫に入れてしまうんです。今回お話する本みりんに関しても同様で、何も考えずに冷蔵庫で保管しておりました。
本みりん
わが家で使っている本みりんは九重味醂の本みりん「九重櫻」です。元々はタカラの本みりんを使っていたのですが、「こだわっているものはどんなものなのだろう?」と試しに買って使ってみたところ、完成した料理の味の違いに驚き、以後こちらを愛用しています。
色合いはこんな感じです。
小瓶(500ml)のものより大瓶(1800ml)の方が安かったので、大瓶を購入したのですが、妻から「重くて使いずらい」という苦情が出たため、ペットボトルに詰め替えながら使っておりました。
糖分の結晶化
本みりんを使い終わった後のペットボトル。少し驚きます。
冷蔵庫で保管して暫く経った後、ペットボトル内に結晶ができていることに気づきました。この時「なんで本みりんの中に結晶ができるの?」なんて妻と不思議そうにペットボトルを眺めていた記憶がございます。
調べみたところによると、本みりんは糖分が多いため、冷蔵保存するとその糖分が結晶化して固まってしまうようです。また、少し風味も落ちてしまうらしく、暗所での常温保存が最適な保管方法なのだそうです。アルコール分が多いから常温でも大丈夫なんですね。
みりん風調味料は冷蔵保存
なお、みりん風調味料の場合は「冷蔵保存」です。みりん風調味料は本みりんと違い、アルコールを殆ど含んでいないため、常温だと悪くなってしまいますから「開封後は冷蔵保存」が基本のようです。それにしても、みりん風調味料も糖分を多く含んでいるはずなのに、結晶化しないのはなぜだろう。
※みりん風調味料は商品説明のラベルに書いてしっかり「みりん風調味料」と書いてあります。不安になったら一度ラベルを確認して見てください。
おわりに
以後、本みりんは常温保存するようになりました。以後、新しく購入したものの保管方法については逐一確認して保管するようにしています。本みりんの件は本当にいい勉強になりました。
なお、結晶化した糖分は暫くそのまま放置しておりましたが、最近コーヒーなどに入れて消費しています。アイリッシュコーヒー気分が味わえてちょっと楽しいです。