昨年のことになりますが、息子が全く寄り付こうともしなくなって、私の寝床と化していたベビーベッドを撤去しました。その代わりに私が一人暮らしを始めた時に買った布団を敷いています。ベビーサークルの中に敷いていたのですが、それも撤去したので。
これで私たちの半年以上に及ぶ闘いが終結し、私が自分の使っていた布団に帰れると思いきや、話はそう単純ではなかったのです。
私と息子の夜の闘い
息子が自分のベビー布団で眠らなくなり、私のテンピュールの寝心地最高の布団を占領して眠るようになったのは昨年の卒乳後、寝かしつけの役目が私になってからのことでした。
それからというもの、私はチャンピオン(息子)から『寝床』というタイトルを奪取するために何度も闘いを試みますが、連戦連敗の挙句、私がベビー布団で眠るようになってしまったのでした。
真理にたどり着く
なぜ私はベビー布団で眠るのか?毎日ベビー布団で眠る必要があるのか?夢の中でそのような禅問答を続けた結果たどり着いた真理は
ベビー布団、もういらないんじゃない?
というものでした。私はこの悟りを啓蒙すべく、妻に説法さしあげたところ、「あなた、好きでベビー布団で寝ていたんじゃないの?」という衝撃の曲解が返ってきたため、ベビー布団を撤去し、私が一人暮らし時代に使っていた敷き布団を代わりに設置するに至りました。
新フォーメーション始まる
「さあチャンピオン、あなた様の新たな寝床が完成しましたよ!私めは元の布団で眠らせていただきますね★」そうチャンピオンに喜び勇んで告げたところ、チャンピオンは律義に「はい」とのお返事。これで私に涅槃のような安寧が訪れるはずだったのですが…。


(左)理想 (右)現実
現実はそうは甘くはなかったのです。新しい布団はチャンピオンにとってお友達のものだったようです。寝る前にせっせとお友達を布団に運び、トントンして寝かしつけていきます。嗚呼、心優しきチャンピオン…。
チャンピオンのお友達。今はきかんしゃトーマスや湘南新宿ラインの車両も眠っているとか…。
さて、お友達を布団に寝かせてチャンピオンはどこで寝るかといえば、当然私の布団でした。チャンピオン、さっきの「はい」は一体…。
闘いは終わらない
なお、先ほどの画像の現実も、かなり理想的な方に寄っている現実です。申し訳ございません。小生、連戦連敗を隠すために少々誤魔化してしまいました。だいたいの日は以下のような状況です。
チャンピオンはもう真っすぐに寝るつもりはないんですよね。必ず斜め。だから空いているスペースを見つけて眠るしかないんです。
そうすると図のように首は一人暮らし時代の布団に預けるというスタイルになるわけで。図では足先余っているように見えちゃってますけど、実際はギリギリですからね。
私めをコテンパンにする気持ちで溢れていることがひしひしと伝わります。獅子は我が子を千尋の谷に落とす?いやいや逆だぜ私が親だぜチャンピオン…。
なお、私の一人暮らし時代の布団はテンピュールの布団より薄いため、頭に血が上ってる感じがしないでもありません。枕?いや、新しいの買ったんだけどチャンピオンが器用に二つ使うんですよ…。
おわりに
以上、寝床を奪取できない35歳の悲しきチャレンジャーのお話でした。この体制のまま安眠を貪れればいいんですけど、当然のごとくホーミング寝返りを打って回し蹴りで追撃をかけてくるのは如何なものか。
その際に枕を一つ奪取して眠りにつくのが毎晩の恒例行事となっております。チャンピオンに一矢報いることができるようになって少し嬉しいのは内緒ですよ。
この闘いは一体いつになったら終わるのか…。私の闘いはまだ始まったばかり…なのか!?