出産前、義母が心不全で入院した話。

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私にとって今年一番のビッグニュースは子どもが生まれたことなのですが、今年一番初めのビッグニュースは「義母が心不全で入院したこと」でした。

 

結果から申しますと、入院後は劇的な回復を見せ、退院して暫く経つ現在では問題なく日常生活が送れているようです(定期的に通院はしていますが)。わが家にも度々遊びに来ては元気な姿を見せてくれていますし。

 

本日は、今年を振り返る意味も兼ねて、この時のお話をしたいと思います。

 

 

突然の連絡

それは1月4日の夜のことでした。私はその翌日が仕事始めだったため、翌朝の準備をしていた時、スマホを眺めていた妻から「えっ!嘘!」と大きな声が上がったのです。

 

妻がスマホを見ながら驚きの声を出すことは度々あるので(お菓子の新発売とか販売中死とか主にどうでもいいニュースで)、その時もその類かなと思い、何の気なしに「どうしたの?」と問いかけてみたのですが、顔を見ると普段と様子が違うことに気づき慌てます。

 

そして「母が入院するんだって…」と泣きそうな顔で声を絞り出したのでした。

 

お見舞いに行くと…

妻は臨月に入る直前でしたので、お見舞いに行こうとする妻に付き添おうと申し出たのですが、「一人で行かせて欲しい」と強く言われたので、何かあったらすぐに連絡するよう伝え、私は仕事に行くことにしました。

 

妻がお見舞いに行くと義母は集中治療室に入院していたそうです。これはかなりの重傷なのでは…と妻は落ち込んだそうなのですが、義母は思いのほかいつも通りの調子でケロっとしていたそうです。

 

元は足の痛みで通院

話によると、足が腫れて猛烈に痛み出したため、近所の病院に行き血圧を測ったところ、最高血圧が200mmHgをオーバーしていたため、精密な検査が必要とのことで大きな病院を紹介されて診てもらったところ、心不全と診断されたとのことでした。

 

それも心臓の壁が厚くなり巨大化し、通常の3割程度しか働いていない状態で、すぐに入院が必要な状況だったそうです。

 

前兆はあった

実は昨年の夏頃から食欲不振が続き、出かけてもすぐに息切れをしていたそうです。妻が心配して病院に行くことを勧めていたものの、当人は「ただの夏バテ」と言って通院しなかったそうです。

 

その体調不良が夏を過ぎても回復しないため、何かあるのかもしれないと妻は不安になっていたのですが、当人は「痩せるからいいわー!」と言い張ってきかなかったのです。

 

どんだけ病院嫌いな人なんだろう…。と思って妻の話を聞いていたのですが、まさかこんな重大な病気が隠れていたとは思いもしませんでした。

 

糖尿病も併発

また、この時心不全と同時に糖尿病も併発していることが判明しました。血糖値も高く、肝臓の各種数値も悪かったそうです。根っからの病院嫌いで病院と名の付くものには行くことはなく、健康診断すら受けていなかったそうなのでいつからその状態だったのかは分かりません。

 

ただ、妻が「ずっと前から太っていてボディービルダーのように日焼けで黒々としているなと思っていたんだけど、あれは肝臓が悪くなってむくんでいたのか…。」と言っていたので、かなり昔から内蔵機能が低下した状態だったのではないかと思います。

 

投薬治療の効果覿面 

治療は投薬治療中心だったそうです。心臓の機能が弱まったことで体内に溜まってしまった過剰な水分を排出を促す薬の効果が覿面で、みるみるむくみが取れていき、あっという間に各種数値も正常範囲内に戻っていったそうです。

 

病院嫌いで長年薬などを使用しなかったからなのか、もともと体質的に強いのか(心臓の機能がかなり低下していても普通に暮らしていたわけですから…)は分かりませんが、医者も驚くぐらいの回復を見せ、想定より早く退院できることになりました。

 

心不全も糖尿病も経過を見るために現在でも通院していますが、入院前よりも遥かに健康そうに見えます。すっきりして若返った印象です。

 

おわりに

臨月直前での出来事で、妻にかかったストレスは尋常では無かったと思いますが、子どもも無事生まれ、義母も順調に回復してくれて結果としてはよかったです。万が一のことにならなくて本当によかった。

 

育休に入るまでの半月は義母に育児を手伝っていただこうと思っていたのですが、病気療養を優先にしてもらうことになりました。義母は「申し訳ない」と仰っておりましたが、仕方がないですよね。

 

結局、子どもがNICUに入院したこともあって、妻一人での育児期間は短かったのですが、これはこれで大変でした。

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現在義母は「孫が大きくなるまでは健康でいないとね」と仰って、自分の体のことを考えた食事作りを心掛けたり、体力づくりをしたりと健康に気を遣っているようです。

 

妻の為にも息子の為にも、あまり無理せずに長生きして欲しいと思っています。