意外と楽しかった男3人お伊勢参りの旅。

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最近、息子の写真をいっぱい撮影しているせいか、愛用のipodの容量が逼迫してきているので、過去の写真を整理しています。「ああ、こんなこともあったなぁ」と蘇る思い出と抹消されゆく写真に一抹の寂しさを感じながら、もう戻らないあの頃に想いを馳せているのです。

 

そんな楽しい写真群の中に2014年に男3人で行ったお伊勢参りの旅の断片があったので、自分の思い出を残す意味も兼ねて記事にしようと思います。

※伊勢旅行と題していますが、思い出ベースなので非常に薄い可能性がございます。もしかしたら途中に寄った名古屋の方が濃いかもしれませんが、悪しからず。

 

 

名古屋・伊勢旅行

思い付きで後輩2人を引き連れ、3人で行った京都旅行が思いのほかと楽しかったのですが、次はないだろうなと思っておりました。そうして「また今度旅行に行こう!」という社交辞令だけを残して暫く彼らと会うことは無かったのですが、京都旅行の夕食にロイヤルホスト(以下、ロイホ男)を選んだ後輩から「次、どこにします?」というメールが来たことから私の心に火が付き、急遽伊勢旅行が決定しました。

 

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「とりあえず、伊勢に行けば何かあるだろう。彼らも調べてくるだろうし。」という無計画で挑んだのですが、まさか他の2人も無計画だとは思いもよりませんでした。

 

1日目

大まかな旅程は名古屋まで新幹線に行った後、近鉄電車で宿のある津に向かうというものでした。途中で何をするかは当日まで決めておりませんでしたし、皆ノープランでした。それでも喧嘩にならないのがこの面子のいいところだと思います。

 

行きの新幹線

横浜駅ロイホ男ではない方の無口な後輩(以下、後輩A)と待ち合わせ。後輩Aとはツアープラン最安値の新幹線「こだま」で名古屋まで向かいますが、ロイホ男は東京駅から割り増し料金「のぞみ」に乗って行くという頭から別行動の気ままな旅でございました。

 

私と後輩Aは、ロイホ男が旅先に「日経新聞」を持ってくるかについて賭けをするなど、他愛のない会話をしながら旅行気分を味わうのでした。

 

名古屋駅

名古屋に着き、駅前で日経新聞を立ち読みしていたロイホ男に声をかけ、私が賭けに勝ったことを確信すると、後輩Aは「ありえへん」と出身地の訛りで驚いておりました。ロイホ男は「読む以外にも便利ですよ。シート代わりにもなるし。」と全く動じることなく返し、3人旅が始まりました。

 

熱田神宮

3人は、互いにノープランであることを白状し、「名古屋だったら名古屋城だろう」という安直な答えを出そうとしますが、安直すぎて出すに出せない事態に陥り、何故か由来も何があるかも全く知らない「熱田神宮」に行くことになりました。

 

まったく前知識がないので、本当に「行っただけ」で終わりました。ゆえに写真も記憶もございません。

 

ひつまぶし

その後、空腹を感じた一行は、名古屋らしいものとして最初に目に入った「ひつまぶし」を食べに熱田神宮近くのお店に入りますが、味の思い出がまったくございません。

 

ただあるのは、只管に長い時間待たされた記憶のみ。座敷の席に案内されていたのですが、他のお客さんがしびれを切らして「遅いよ」と苦情を言うほど(言ったところで早く来るはずもなく。) 

 

名古屋城

長い昼食(食べるのはあっという間だった)を終え、観光覚悟が決まった一行は名古屋城へ。

 

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紅葉の綺麗な時期に行っていたんですね。

 

困ったことに、この写真と「城の中はどこもこんなものなのね…」と思ったことしか思い出せません。

 

トヨタ博物館

その後、ロイホ男の「これまで食べた中で一番美味しかったカレーがトヨタ博物館のものだった」という何気ない一言から、急遽トヨタ博物館へ向かう一行。

 

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トヨタのTとはなんと安直な…とは思っていませんから。 

 

リニモに乗って芸大通駅まで行きました。短い距離なのに運賃が高いことにロイホ男がブーブー行ってましたが、あなたの発案なのよ…。

 

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写真を撮ったものの、これが何なのかはさっぱり覚えておりません。 

 

たいして車は分からないのにワクワクしてしまうのは男だからなのでしょうか。館内もガラガラでのんびり見れた記憶がございます。

 

そして、レトルトカレーを購入して、津へ向かうことに。レトルトカレーの写真は残っておりませんでした。そして、味も大したことなかった気がします。そのことについてロイホ男に文句を言うと、「レトルトカレーとしてはですよ。レトルトカレーとしては。」と逆に怒られてしまいました。南無。

 

津駅

さて、近鉄で宿のある津に辿り着くと、そこは県庁所在地だとは思えぬ「がらん」とした駅前に唖然とします。私の出身地は田舎なのですが、ここまで県庁所在地の駅前は酷くなかったはず。夕食、どうしよう…。

 

ひとまず、ホテルにチェックインして夕食を調べることにします。ロイホ男が「イタリアンが食べたい」と仰るので、ホテルから徒歩10分ぐらいのお店に行くことに(そういえばこの人、京都でもイタリアン食べに行って臨時休業していたから、ロイホに入ったんでした。)

 

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左が後輩A、右がロイホ男 

 

正直たいした味ではなかったのですが(失礼)、男3人で食べるケーキはなかなかシュールで乙なものがありました。

 

2日目

私と後輩Aは早朝から伊勢神宮へ向かいました。ロイホ男が「そんなに早く起きられない」と仰るので後から合流することに。「朝、コンビニコーヒー飲んでから行きます。飲んだことなかったから楽しみで」と、訳の分からないメールを伊勢市駅行の車中で受け取りました。

 

伊勢市駅

当日は気持ちの良い快晴で電車も空いており、とてもさわやかな朝を迎えられました。

 

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人もそこまで多くなく、とても気持ちよく観光できました。 

 

降り立った伊勢市駅はザ・観光駅と言えるぐらい整備された駅前になっておりました。お土産屋さんがここぞとばかりに充実してましたね。。

 

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行くとこ行くとここんな感じ。鳥居で行き止まりのところもある。 

 

内宮、外宮の両方をまわったのですが、「どこ行っても鳥居ばっかりで正直飽きました。」とはロイホ男の言。まあ、確かにそうなんだけど。

 

途中の露店で「ここは牛串を食べるのが筋でしょう。これは松阪牛に違いない。」と800円の牛串をロイホ男が購入していましたが、よーく見ると小さく「アメリカ産牛肉」と看板に書いてあったのは滑稽でした。彼には告げておりませんが、ずっとあれを松阪牛だと思っているんだろうなぁ…と。

 

昼食

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お昼はロイホ男の「伊勢といったら伊勢うどん」との言の元、伊勢うどんに。駅近の店は観光客で混雑していたので、少し離れた場所に見つけたこちらの店で。

 

ガラガラだったのに少々たじろぎましたが、美味しかったですよ。「伊勢うどんってたいしたもんじゃないですね。」と誰かが言っていましたが、まあこんなもんでしょう。

 

名古屋のカフェ

その後、名古屋に戻り、新幹線の時間までロイホ男が見つけたカフェで過ごすことに。「名古屋といったら、喫茶店だと思ったのですが、全然思っていた雰囲気と違いますね。」と仰っておりましたが、カフェだから当然ですよ、リーダー(ロイホ男のあだ名)。

 

おわりに

以上、写真で振り返るとうっすい思い出しかありませんが、当人としては「異常に濃密で楽しかった」名古屋伊勢旅のお話でした。

 

ほとんどロイホ男の話し課していませんが、後輩Aはすごく重要なポジションで活躍してくれています。無口だから文章に書くとなんにもしてないように見えるのですけれど(笑)

 

せっかちで神経質な私とマイペースなロイホ男だけだったら、多分それぞれ単独行動に終始するのですが、後輩Aがいるからこそ3人で行動する時間があるし、そこで面白い体験やお話が生まれるんです。本当にありがたい存在です。 

 

そんな友人の大切さを再認識したところで、お話を終わりにしたいと思います。