妻は食べ物の好き嫌いが少ないのですが、人参に対しては色彩に対する憧れと、味に対する憎しみに似た感情を持ち合わせているらしく、人参を食べては「あーやっぱり人参の味だよ。」と文句を言うくせ、「彩りが足りないから」という理由で、冷蔵庫から人参が無くなりそうになると勇み足でスーパーに人参を買いに行くという人参ツンデレでありました。
そんな妻が私の育休中、「人参、いっぱい入れて!」と言うまでになったのです。 以前は、人参を少しでも多く取り分けると「こんなに人参を入れるなんて…人でなし!」と仰っていたのに…。
克服したわけ
STAUBのココットで作った無水カレーの人参が非常に美味しかったことが、人参を克服できた理由だそうです。STAUBでカレーを作ることにより、人参独特の「土臭さ」が抑えられ、「甘み」が存分に引き出されるため、人参嫌いな妻でも美味しく食べられるようになったようです。
一度克服してしまうと、STAUBを使わない他の料理に入っている人参も問題なくなったみたいで、「美味しいもの」の力というのは凄いのだなと思った次第です。
STAUBのココット
私が育休に入る際、専業主夫デビュー記念にSTAUBのココットを購入したんです。これ、見た目だけだと思っていたら、煮込み料理がものすごく美味しく作れるんですよ。本当に驚きました。見た目だけだと思っていたのに…(何度も言うぐらい驚いた)
STAUB ピコ:ココット ラウンド20cm マスタード 蓋は持ち方が悪いと手首を痛めそうになるぐらい重い
せっかくだから、妻にこれで何か特別なものを作ってあげようと思って、食べたいものを伺ってみたら、カレーがいいと仰るんですね。なんだ、カレーなら前から作っていたじゃないかと思ったのですが、どうやら「無水」で作ったカレーが食べたかったそうなのです。
無水カレー
無水カレーとは、水を足さずに野菜の具の水分だけで作るカレーの調理方法です。水を足さないから、「無水」なんですね。
(左)無水チキンほぐしカレー (右)無水ビーフカレー どちらもSTAUBで作りました。人参たっぷり。
通常の鍋で作ろうとすると水分が鍋の外に逃げて行ってしまうのですが、密閉性の高い鍋を使うと野菜から出てきた水分が鍋の外に逃げずに内部に留まるため、水を足さずにカレーが作れてしまうというわけです。
この密閉性の高い鍋、に該当するのが私が購入したSTAUBなのでした。蓋厚くが重いため、蒸気の力で持ち上がらず、水分を逃がさないのです。
無水でなくても美味しい
無水でできるということは当然ながら無水以外のカレーも出来るので、私は無水に拘らずSTAUBで様々なカレーを作っています。妻が「毎日でもいい」と言うぐらいカレー好きなので、作る頻度は高いです。
(左)トマトジュースを加えたカレー (右) 左のカレーをベースに作ったカレーソースプレート
ちなみに、カレーはルウではなく、カレー粉で作ります。
理由はこちらの記事で。
カンブリア宮殿を見て
他の無水カレーができる鍋として、国産メーカーの「バーミキュラ」があります。育休中にこの「バーミキュラ」を製造している「愛知ドビー」の経営者兄弟がカンブリア宮殿に出演していました。
番組中のエピソードで、人参嫌いの兄が、バーミキュラで作った無水カレーを食べて「これなら(人参が)食べられるぞー!」と感動を表していたのを見て、妻が「私も同じだわ!」と言い放ったのがとても印象的でした。(番組中のセリフはうろ覚えですが)
まとめ
人参に限らず、苦手になってしまった野菜って、その調理方法が不味さを引き出していることも多いのかな?と思っています。だから、野菜の美味しさを引き出せるように調理すれば妻のように好きになって食べてくれることもあるのかなと思うのです。
子どもが嫌いな野菜の上位にランクインする、ピーマンやナスは特にそれが顕著だと思うんですよね。ピーマンは強火で加熱しすぎると物凄く苦いし、ナスは油をしっかり使わないとぱさぱさでえぐみばかりが出るし。
息子にも好き嫌いなく野菜の美味しさを楽しんでもらえるように、料理の腕を磨いていきたいと思います。
STAUBはもちろんカレー以外の料理も作れます。STAUBで作った鶏ハムの話はこちら