先日、テレビで「味噌汁の効能を発揮させたいのであれば○○を入れる(○○の部分が伏せられている)」といったような情報が紹介されていました。
少し興味を惹かれて見ていると、その後発表された○○の部分に該当する答えが「野菜をたくさん入れる」だったので、夫婦で唖然としてしまいました。「え、味噌汁って野菜いっぱい入れるものではないの!?」と。
こういった、自分自身は当然だと思っていたことが、世間では知られていなかったり、世間でさも当然だと思われていることが、自分が知らなかったりすることが思っているよりも多いことに、ブログを始めてから気づかされました。
今回は、ブログを始めていなかったら知ることもなかったであろう、育休男性の料理(料理をこれまでしてこなかった人)について思うところを書いてみたいと思います。批判ではないです。思うところです。
私の料理
私は一人暮らしを始めたころから自分で料理を作っていました。理由は外で1人で食べることが苦手なのと、自分で作ったほうが節約になるからです。
節約の度が過ぎて、体調を崩して以降は節約に拘らず、料理に少しコストをかけるようにし、身体のことを考えた料理を作るようになりました。
現在では、時に料理本やweb上で情報を得ながら、時に自分の中で情報を整理し、様々なことを試しながら料理を作っています。
最近思っていること
そんな私が、ツイッターで流れてくるタイムラインの写真や、育休男性の作った料理報告記事を見て思うことは、「品数を揃えること」に気を囚わてすぎているのではないか?ということです。
味噌汁とメインの料理に加え、3品4品頑張って揃えている方が多く、正直凄いなとは思います。しかし、なんとなく栄養的に「偏っている」ようにも見え、また、「買ったもの」や「インスタントもの」で増やしている方もいらっしゃいました。
品数は目標にしやすい?
男性は数値目標を立てて作業することが得意な方が多い気がします。ゆえに「品目を揃える」ことが目標として設定しやすく、また、品目を増やせば無条件で栄養バランスが取れるという錯覚に陥っているのかもしれません。
加えて、品目を増やせば「やった感」が目に見えて分かりやすいのもあるのかもしれません。男性はやったことに対して評価してもらいたいものだと言いますから。
無理に品数を増やそうとしなくていい
私は品目を増やして「意味のない栄養」を取る必要は無いと思っています。品数を増やすぐらいなら、食材を付け足すなり、不足しがちな栄養を含んだ食材の量を増やすなりしてメイン料理のレベルを上げたほうがよいと思っています。冒頭の味噌汁の話であれば、具の野菜の量も種類も増やすとか。
その方が1品1品の料理が美味しくなりますし、準備も片付けも楽です。料理は毎日するものですから、美味しくて楽なら続けやすくなります。
意味のない栄養
「意味のない栄養」とは、添加物の他に、過剰すぎる糖質、甘味料、精製塩、酸化した油などが挙げられます。これらは安く手軽に取り入れられる食品には多く含まれているもので、摂りすぎると健康を阻害するものと言われています。
勿論、「意味のない栄養」は少量であれば食事の栄養バランスも崩れないので、食べる分には問題は無いと思いますが、効用があるかと問われれば、それも無いのではないかと思っています。
つまり、食べても食べなくても変わらないのであれば、無理に用意しなくてもいいのではないかと思うのです。お金も無駄にかかるだけだし、たいして美味しくないものを食べてもらっても仕方ないし…。
まとめ
以上、ツイッターやブログを通じて見た、育休男性の料理に対して思ったことでした。
もちろん、すべての人がそうではなく、私が見ている情報が偏っていることもあるとは思うのです。料理が初めての人でも栄養バランスのことを勉強して作る方もいますし、作らない方でも栄養を考えて食べるものを厳選している方もいます。
ただ、育休を取得される男性が、検索でこのサイトに辿り着くことがあると思うので、「料理を作ること=品数を揃えること」の考えになっている方に向けて、助言のような問題提起のような記事を書いておきたいなという思いから、この記事を書いた次第です。