小江戸川越の薄すぎる男2人旅の思い出。写真、1枚しかないんですけど…。

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ipod内の写真を整理していたら、「撮影地:川越」なる1枚の写真が出てきました。そうか、私は川越に行ったことがあったのだ!と記憶が蘇りましたが、たいそう薄い思い出しか浮かんできませんでした。

 

どう足掻いてもその1枚の写真から思い出せることは限定的であるため、一緒に行った男に問うてみると、「あー、そんなことありましたね。よく覚えてないです。」とのお返事が返ってきました。

 

ゆえに、今回の旅話は旅話であるにもかかわらず、旅的な話にならず、あまりにも個人的な内容に終始する可能性があるので、予め断っておきます…。

 

 

川越旅行

時は2013年9月末。少し遅めの夏休みを取得した私は、夏休みらしいことをしようと思い立ちます。しかし、物ぐさな元来の性格が災いし、何もせぬまま過ぎゆく時間。気づくと2日ほど浪費してしまい、宿泊を伴う旅が叶わない状況になってしまいました。

 

「どこかにはいきたい。でも面倒くさい。何かのきっかけが欲しい」

 

そう切に願い、思案していると、その年の7月に退職した後輩のロイホ男が現在何をしているかが無性に気になりました。彼の近況を聞くついでにどこかへ出かけよう。彼の家は埼玉寄りの都内…埼玉…小江戸川越!

 

そんなノリでロイホ男を誘うと「今、暇だからいいですよ」とのお返事が。このようにして、たいした調べもせず計画のない日帰り川越旅行に赴くことになったのです。

 

ロイホ男の退職

一緒に仕事をしたことがきっかけで京都旅行に行った後輩のロイホ男。彼の退職を知ったのは、社内通達でした。京都旅行以来会っていなかったので、退職することについて直接話す機会はありませんでした。

 

京都旅行で夕食にロイヤルホストを選んだことから、この後輩を便宜上ロイホ男と呼んでいます。 

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社内通達を見て一抹の寂しさを覚え、彼に連絡を取ってみると「自分には向いていないことが分かりました。」とのこと。送別会的なものは開いてもらったかを問うと、「そんなもん、ありませんでしたよ。」とのこと。

 

これは悲しいと、有志を集めて急遽7月に「ビール工場見学兼ロイホ男送別会」を開催したのはまた別の話。

 

この川越旅行でロイホ男に会うのは、そのビール工場見学以来になります。

 

一葉の写真

冒頭でお話した通り、私にはこの川越旅行に関する記憶が殆どございません。地元のスーパーに行って飲み物を買い、「時の鐘」にがっかりし、芋土産ばかりの店にまったく惹かれず、街並みに対してなんだかテレビで見るよりもアレだなぁ…。なんて失礼なことを思った記憶しかございません。

 

そこで残した唯一の写真がこちら

 

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ipodに「撮影地:川越」と言う情報が記憶されてなかったら、この川越旅行について思い出すこともなかったのであろうと思うと、この時の私の行動に何かの意図を感じてしまう。それは勘繰りすぎか?

 

お品書き。よくよく見ると男が鰻を掴んでいるところなので、これはお昼に食べた鰻屋で撮影したもののようです。なんで料理の写真じゃなくて、お品書きの写真なんだ…。

 

うなぎ

朧げな記憶を辿ると、確か3000円程度のうな重を頼んだ気がします。一応、ロイホ男の労いも兼ねていたので、奢ってあげたんだったな。奴め、奢りと聞いてビールまで頼んでなかったか、ムムム…!

 

そして、彼が口にしたのはお礼の言葉ではなく

 

「量、多いっすね」

 

だった、気がする…!いや、気がするじゃない、これは確実に言っていた!覚えているぞ、ロイホ男!(でも、怒る気はしない。怒る気はしないんだ、本当に。そう言う奴なんだ。決して根には持ってないよ。うん、持っていない。)

 

別れ際に

そして思い出は川越駅近くのファミレスっぽいお店に飛びます。私は矢鱈と腹が減っていたので、「アメリカンワッフル」を注文したのですが、あまりの甘さに辟易とし、胃がムカムカした記憶があります(ロイホ男に腹を立てていたわけじゃないよ。)

 

ちなみに、ロイホ男はドリンクメニューのみの注文でした。

 

「よく、そんなに食べられますね。」

 

と、言われましたが、腹は立ちませんよ。うん、煩いななんて思ってないし、この旅行が失敗だったとか、貴重な夏休みの一日を費やしてなんだこの有様はとか、いまいち盛り上がりに欠けるのはロイホ男のせいだとかはまったく思っちゃいないんです。ただ、目の前のアメリカンワッフルはこれまで食べたどんな甘味よりも劣る味だったことと、何故これを頼んだのか全く理解できない自分に腹が立っていたのは確かです。

 

おわりに

すいません…。川越の方が見ていらっしゃったら本当に申し訳ないのですが、もはや川越旅行と題さなくてもいいようなお話になってしまいました。

 

だいたいはなんとかなる男旅ですが、この時ばかりはある程度下調べをしてから行った方が良かったなと後悔しました。デートだったら抜かりはないんですけど、男旅だと気を遣わないから疎かになってしまうんです。

 

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この後も、ロイホ男とは懲りずに旅行に行くことになります。ドライバーとしてiZooに連れて行ってくれたこともあり、とってもいい人なんですよ。